「売上が伸びないときに読む本」を読んでみた!レビューと学んだこと、口コミ情報まとめ@効率的なテストの方法、結果が出る戦略作りの基礎

売上が伸びないときに読む本 レビュー 口コミ ダイレクト出版(月刊ビジネス選書)
見出し
  • ここ最近、売り上げが伸びずに行き詰っている
  • 新しい顧客を集めようと色々試しているけど、効果が出ているかわからない
  • 本当に今これをやっていていいんだろうかという迷いがある
  • 集まったデータをどうやって活用すればいいかわからない
  • そもそも、どんな風にテストをして、どんなデータを集めればいいのかわからない

※公式で購入した場合、気に入らなければ書き込み、折り曲げがあっても90日以内に返品すれば全額返金してもらえます

コカ・コーラやマイクロソフト、P&Gといった世界トップクラスの企業を指導するデジタル戦略のエキスパート2人が、売り上げを上げるときに考えるべき質問「Does It Work?(効果が出ている?)」 について書いた本です。


具体的にどうすればいいのかを書いているというよりは、
それらの質問を答えることによって自分の力で考えていくスタイル。
質問力を上げることで自分の力を上げるという感じでしょうか。

どんなテスト方法があって、目標を達成するためにその中のどのテスト方法を選べばいいのか、どんなデータを集める必要があるのか、集まったデータをどう生かすかなども学ぶことができます。(私が一番苦手としている部分です・・・^^;)
 

今からwebを使ってビジネスしたいと思っている人のためのものではなく、すでにwebでビジネスをやっている人が、より大きな成果を出すための戦略集とも言えます。

英語ができる人は、それぞれの章の初めに書いてあるURLに行けば解説動画が見れるようなので、見てみるのもいいかもしれません。

読みやすさ

例え話や実例がたくさん出てくるんですが、それが逆に日本から出たことがない私にはわかりにくくてイメージが湧かないものも多数ありました。(訳注は入れてくれているんですが、それでもわかりにくい)

あと、見出しや太文字下線での強調部分がイマイチよくわからない&引き込まれない。しっかり読んでみても、なんか言い回しが難しくて・・・う~んという感じですね。

いつもざっと流し読みして、気になるところは集中して読むというスタイルで読んでいるんですが、ざっと読み流しただけでは頭に入ってきませんでした^^;

でも、一番最初に法則がまとめて載ってあるので、その部分を熟読して、それらがざっくり理解できればOKかもしれません。
それぞれの章立ては、その10個の法則を深堀したものなので、より詳しく知りたい部分を該当の章で読み込むという方法がおすすめです。

図表は結構入っているんですけどね~。読みにくい理由は、扱っている内容が「テスト」「データ」という数字に即した私にとってすごく苦手な部分だからというのもあるかもしれません。
でもまぁ、先日読んだ「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」で書いてあったように、「読み心地のいい本ばかり読んでも成長しない」という部分になるほどと思えたので、早速実行できた気分です(笑)

役立ち度

レベル高めの人が読むと、「なるほど!」「やってみよう!」と掴めるものは多いと思うんですが、ざっと読んでみて、正直なところ私にはだちょっとピンとくるレベルには達していませんでした^^;

でも、会社を設立してもっと戦略的にやっていくスキルが身についたら、この本に書かれている内容はとても役立つように思います。

実行しやすさ

売上をあげるための質問がたくさん書かれているので、それを忠実に答えて、さらにその自分で出した答えを実行するエネルギーが必要です。

自分の行っている事業や現状に当てはめる必要もありますし、テストする必要もありますし、それで実際に得たデータを活用しなきゃいけませんしね。ここに答えが書いてあってそのまま実行するという手軽さはないのでそこそこといったところで。

「売上が伸びないときに読む本」で学んだこと

 1.まずはゴールを決める

ゴールがなければ、進行具合を見たり、効果を測定したり、何かを学ぶことも難しいですよね。

「成功」って一口に言ったって色々あるわけですから、何を「成功」とするかをあらかじめきっちり決めておきましょう。ゴールがあれば、そのゴールに今まさに向かっているのかどうかを測ることができます。

そしてそのゴールは、会社の人すべてに理解してもらって、さらにそのゴールを達成するために協力してもらう必要があります。

目指すところが同じじゃないと、せっかく活動したのにそのゴールにとってはあまり意味をなさないものだったり、効果が出なかったりすることもありえますもんね。

会社でも、一つのゴールのために他部署や各チームとの連携、協力し合うことが必須です。

アフィリだったら・・・外注さんにしっかり趣旨を伝えておかないと、せっかく書いてくれた記事が「なんか違うな、そういうことを書いてほしかったんじゃないんだよな」ってなりますもんね。「こういうサイトを作りたい」っていうビジョンをしっかり伝えて、ゴールを達成するために協力し合うって感じですね。

2.データを取って活用する

データは単純に成果を測るだけのものではなく、それをもとに次の一手を考えることが大切。データそのものは何も解決策をもたらさないので要注意ですね。データありきの次の一手。次の一手のためのデータなんです。

そして、できればデータを使って次の一手がすんなり考えられる人を見つけましょう。

そんな人は、「賢くて柔軟、チームプレイができて控えめで、順応が早く、物事を軌道に乗せることにやりがいを感じる」という特徴があるそうです。

どのように見つけて、採用するのかなどの詳細は本書で確認してみてください。

自分がそうなれたらと思うんですが、数字が苦手な私にはちょっとハードル高そう^^;

そして、データを活用できる人がのびのび仕事ができ、活躍できる場を整えてあげましょう。

本書では、「エゴがなく、上下関係がフラットに近く、アイデアを奨励し、リスクを恐れず失敗を受け入れる環境」と書かれていました。

ちなみに、計測しやすいことではなく、ゴールを達成するために必要なことを、たとえ難しくても計測し、データを取りましょう。ただし、計測するのは対処可能なものに絞らなければ時間の無駄なので要注意です。

3.効果があるものを知り、改善していく

効果があるかどうかだけを測定するのではなく、さらに「他のものと比較して、より効果があるものはどれか」を知る必要があります。そのためには、活動や行動自体に金額で価値を当てはめていくというモデルを使うとわかりやすいとのことです。

そして、テストを行いつつ改善を続けましょう。

ツールがそろっていないというのは言い訳で、今あるツールを使いこなす技術を磨くことが大切です。

スプリットテスト、A/B/nテスト、多変量テスト・・・色々テストってあるんですねぇ。

4.上手くいっているときでも「もっといい方法がないか」という思考を忘れずにいる

情報は怠ることなく仕入れるようにして、上手くいっているときでも常に「他にもっといい方法はないか」という探究心を持つことが大切だと書かれていました。自分の専門分野だけでなく、外にも目を向けることで「新しいこと」を起こし、さらに上手くいく可能性も高まります。

「イノベーションとは、新しく、より良いもので、ビジネスのゴールを達成するのに役立ってくれるものである」

かの有名なヘンリー・フォードさんは、顧客に欲しいものを尋ねたときに「より速い馬」と答えられたと話していたそうですが、必要とされているものについての自分なりの考えを追求し、T型フォードを生み出しました。
顧客に言われる以上のことに目を向け、顧客が知っているかどうかにかかわらず顧客が好きそうなことを実現できないかを考えましょう。

少しだけでもいいので、イノベーションに資金と時間をかけることが大切です。

失敗しても大丈夫。失敗に慣れる、というか、失敗からの学びをたくさん得ましょう。

時代はどんどん変わっているのに、新しいことを取り入れないというのは時代遅れになって店じまいするという最大のリスクがはらんでいます。

上手くいっている方法に固執するのではなく、上手くいっている最中からさらにより良い方法を模索し続ける・・・
意識していきたいです。

他にもアフィリエイターとして役立ったのは、アクセス解析で「ページの訪問者がどのページを閲覧したのか」「リピーターなのか否か」「どの地域から見てくれているのか」といったことから、どんなことを求めてきてくれたのかというのが分析でき、 そこからマネタイズできる可能性もわかり、さらにそれを元にリアルなペルソナを作ることができる・・・ということです。

もっと生ログをチェックしていこうと思いました。

章の最後にある「オピニオンリーダーの考え」というのは、主旨は大体同じようなことを、角度や言い方を変えて、様々なビジネスリーダーが伝えています。誰かの一言があなたの心に刺さるかもしれませんね。 

「売上が伸びないときに読む本」その他の口コミ

●デジタルマーケティングの本質にせまる本
この本を読んで価値を掴む人は、経営者レベル、CMOレベルの人でしょう。小手先のテクニックや最新のツールなどの情報を求めている人にはおすすめできません。

しかし、組織の上に立つレベルの人には、この本に書かれている内容を自分の頭で考え、咀嚼し、行動へ移すことで、長期的に優位な立場を築くことができると思います。

特に、各章の最後に「魔法の質問」が箇条書きにされており、この質問に自ら、もしくはチームで答えを考えることで、自らのビジネスにインパクトを与える、そして何よりも重要な「本当に成果の出る」結果をもたらすヒントを得ることができるでしょう。

この本は、各章ごとにデジタルマーケティングの本質にせまる問いや思考傾向を与えてくれます。

自分の現在の状況をイメージしながら、この本と対話しながら自分の頭で考えることで、本当に成果出るビジネスへ着実に進むことができるでしょう。

●気になっていた経験則と言う”あいまいさ”に突っ込んだ本
ソーシャルメディアのあり方についてやそのとらえ方について、目から鱗の一冊だと思った。

この本の価値を短く表現しているのが241ページにある。

「人は誰も自分に都合の良いように物事を解釈したがり、パターンの存在しないところにパターンを見出したがる。あくまでも厳密な統計結果が出るまで、テストをやり遂げる自制心が必要だ」

というくだりでは、思わず下を向きたくなるほど、身につまされた。

経験を積めば積むほど経験則に頼りがちになり、正しい判断から遠ざかっていくかもしれないことを忘れないためのバイブルと言えるかもしれない。

何事も「テスト」ですね。でも、「この実験は何をしようとしているのか?」というところを見失っちゃいけません。「テスト」嫌いな私に背筋を正してくれる本でした。

「売上が伸びないときに読む本」目次、著者

目次

はじめに
Chapter1 ビジネスはゴールがすべて
Chapter2 集合的なビジョン
Chapter3 データが創造性を刺激する
Chapter4 ユニコーンを見つける
Chapter5 文化が成功と失敗を予言する
Chapter6 重要なことを計測する
Chapter7 価値を知る
Chapter8 改善の手を止めない
Chapter9 フリーサイズからの脱皮
Chapter10 イノベーションのための枠組み
Chapter11 次のステップ

著者

●シェーン・アッチソン

シェーン・アッチソンはPOSSIBLEのグローバルCEOを務め、長期的戦略ビジョンをリードし、 企業や非営利団体におけるデジタル技術の潜在能力実現に尽力している。

シェーンはまた、 Fortune.com、『FastCompany』誌、LinkedInTodayなどの多様な場で、業界について多くの寄稿を行っている。

●ジェイソン・バービー

ジェイソン・バービーはPOSSIBLE米州(訳注:米州は南北アメリカ大陸)の社長を務めている。

デジタル戦略で20年以上の経験を持つ彼は、デジタル戦略を伝え、本当に効果のある クリエイティブなアイデアを刺激するためのデータの利用を熱心に提唱し、有名になった。

※公式で購入した場合、気に入らなければ書き込み、折り曲げがあっても90日以内に返品すれば全額返金してもらえます

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