- いつも時間に追われているので、もっとうまく時間を使えるようになりたい
- 目標達成のための時間術を知りたい
- 効率的に仕事を進めたい
- 子育てをしながら仕事で活躍する女性の考え方、行動の仕方を知りたい
- 忙しいのに余裕があるように見える人の秘訣を知りたい
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「時間投資思考」個人的な総合評価
2017年7月の月間ビジネス選書新刊です。全250ページ。
「時間投資思考」・・・う~ん、このタイトルだけでもついワクワクしてしまいました。笑
この本は、「限られた時間の中で、どうすれば自分の目標達成のための行動をとれるのか?」「実際に成功している起業家の時間に対する考え方や行動の仕方はどういったものか?」といったことが書かれています。
各所にマルチプライアー(金銭や時間などを増殖させる人)の考え方がわかるケーススタディもあって、そこでグサッと心に刺さる言葉が書かれていたりします。個人的には、自分と同じ子どもを持つ母親(だけどバリバリキャリアウーマン)のケーススタディがかなり印象的でした。一番心に残った一言はこちら。
P45
「仕事でいい成果を得られない理由に子どもたちを挙げるのではなく、むしろ子供がいて家庭があったからこそいい仕事をしなければならない」
・・・グサッ。(;´・ω・)
当たり前のことなんですが、つい忘れてしまいます。アフィリの作業は家でひたすら子どもたちの合間をぬってパソコン作業を集中して取り組むこと。「乳幼児がいるから」というのを結果が出ない理由にしちゃだめだなと猛省です。時間が少ないからこそ、より結果を重視した作業に取り組まねばいけないということですね。
自分が気晴らしになることやどうでもいいことをやっている時間(例えばSNSとかニュースを見るとかスマホゲームやってるときとか)、もっと大切で重要だと思っている時間を自ら「ノー」と蹴っているということだという表現も、ハッとしました。そうしてだらだらしている時間は、家族との大切な時間やビジネスの時間、自己成長の時間と交換する価値のない時間だというところも、その女性のケーススタディから改めて痛感することができました。
他のケーススタディや本書の行動の仕方をざっくり簡単にまとめると、「両立」「バランスを取る」という考え方ではなく、「自分で選び、自分しかできない現在やっていることを全力でやる」という一点集中的な考え方がミソなんですね。
時間を増やすというより、無駄な時間を限りなく削って、必要な時間に回す。そして、ビジネスとして必要な時間も、できるだけ集中して取り組むようにする。お金のコストではなく、時間のコストを最重要視する。
・・・なるほどな、と。1日24時間が効率的に頑張ったって27時間になるわけないんです。限られた時間を、目標達成に向けてどれだけ成果に直結する行動に配分できるか。当たり前なんですが、それが成功の秘訣なんだなと感じました。
読みやすさ
チャプターごとに「キーポイント」「意外な発見」「驚くべき統計値」「行動を起こすのに役立つ問い」としてまとめられているので、とてもわかりやすかったです。大事なことは形を変えて繰り返して書かれていますし、たたみかけてくるような文章も印象的です。わかりやすいんですが、少し硬い文章かなと感じました。
役立ち度
時間とお金の考え方を改めて見直す上ではとても役立ちました。どれだけ「忙しい」と言っていても、必ず「無駄な時間」ってあるんだな、と。(というか、無駄だとわかっていながらも「気晴らし」といって甘やかしてスルーしていたというのが正しいかも)
これらの考え方は、どこかで見聞きしたことあるし、心の中では知って理解していたことではあるのですが、改めて自分の時間配分を考え直すきっかけをくれたので良かったですね。
実行しやすさ
これは正直、どれだけ自分の考え方を変えて行動をストイックにできるかがポイントになってくるかと思います。そして、どうでもいい、目標達成に関係ない行動をどれだけ削れるか、任せられるか・・・。
たとえばアフィリエイトでいうと、被リンク作業や成果に直結しない情報記事、サイトデザインなどは時間コストが見合わないので外注するべきなんですが、依頼する面倒くささやちゃんとやってくれるかといった不安、お金がかかるのは嫌だなと思う気持ちをどれだけ払拭して「じゃ、外注するか!」と踏み切れるかどうかです。
自分がうまく限界突破できれば実行につながると思います。
「時間投資思考」で学んだこと
まず自分の中で新しい考え方だなと感じたのは「意図的に時間配分のバランスを崩す」という概念でした。優先順位の高いものへの時間を多く、そうでないものはばっさりカットするということです。
優先順位について、きっとあなたもご存知の名著「7つの習慣」でもかかれていた「重要度」と「緊急度」の指標の他、この本では「この行動は将来どう影響を及ぼすか」という指標も加えるという視点も学びになりましたね。
無駄をカットするというのは多くの時間術に書かれていることだと思います。
たとえばテレビの時間、無駄話・・・必要ではないことに時間を使うのはやめる。時間の無駄遣いはお金の無駄遣いにもつながります。
他の人でもできることは任せてしまう。自分の満足する出来ではないかもしれないけど、そこは許容するようにしましょう。やってもらっているうちに質の良いものになっていきます。収益にならない仕事を自分でしているということは、自分の時給が数10円、数百円、はたまた0円・・・ということを許しているということです。
そして、ルーチンワークをもし自動化できるならそういうシステムを組み入れてみる。
無駄を省いた結果、最後に残った「自分がやらなければならないこと」に関しては、「いつやるか」が重要です。物事は適切なタイミングがあります。今すぐにしなくていいこともあるんです。一番効率的な時間を考えましょう。ものによっては、遅らせて後でまとめてやってしまった方が早く終わることもあります。
また、「やりかけたら最後までやる」「時間をかける」ということが美徳だという考え方が日本にはありがちですが、結果が伴わなければ意味がない・・・というのがこの本で書かれていることです。
そりゃそうだなと自分でビジネスをやり始めた今なら納得。収益アップにつながりそうにないならすっぱりやめる。効率的に短時間で終われるのなら、そうする。このぐらいの潔さがビジネスには必要です。
その他
- 仕事やプライベートで最優先事項を明らかにする方法
- 「自分でやった方が早い」は嘘!人に教えて任せることでどれぐらい時間が節約できるのか
- 仕事を犠牲にせずに好きなことをする時間を作る方法
- 重要でないことにノーを言い、重要なことにイエスを言う方法
- 今日より明日に多くの時間を生み出すシステムの実行方法
- 自分をコントロールし、心を穏やかに保つ考え方
といったことが学べます。
誰しも平等に与え荒れた24時間をどう使うかは人それぞれ。どうでもいいことを削って、重要なことに注いでみませんか?
たとえ今は遊ぶ時間がなくても、懸命に仕事をすることで将来豊かで自由で満たされた生活が送れるなら、今は頑張りましょう。頑張り時なんです。ダラダラしていても何も解決しません。
私も早く頑張りきって将来の自分にご褒美を上げたいと思い、今日も作業に励みます。
時間の使い方、時間の賢い使い方について学びたいあなたは一読の価値あるおすすめ本です。
「時間投資思考」目次、著者
目次
introduction 目標達成を助けるもの
人々の最大の課題は、タイムマネジメントである
Part1 時間についての真実
Chapter1 克服すべきこと
タイムマネジメントについての間違った思い込み
Chapter2 優先順位をつける
時間をマネジメントするより、セルフコントロールする
Chapter3 時間を操る
優先順位をつけても、時間を増やせるわけではない
Part2 5つの許し
Chapter4 削る
無視することを許す
Chapter5 自動化する
投資を許す
Chapter6 任せる
不完全を許す
Chapter7 先延ばしする
未完成を許す
Chapter8 集中する
守ることを許す
Part3 次のステップ
Chapter9 結果を出す
時間にこそ投資する
著者
●ロリー・バーデン
「セルフ・ディシプリン(⾃⼰訓練)戦略家」でMBA(経営学修⼠)、起業家。 サウスウェスタン・コンサルティングの共同創⽴者。70⼈を超えるチームメンバーと 27カ国で年商数百万ドルのグローバルなコンサルティング事業を展開し、クライアントが 顧客に満⾜してもらえるビジネスを成⻑させる⼿助けをしている。
同社は、適切なデータ および効果が実証済みの原理を活⽤し、親会社サウスウェスタン・カンパニーが150年に わたって磨いてきたテクニックを実践する特許システムを保有している。チームメンバーは そのシステムを通して製品やサービスの売り上げを⾼める⽅法をいかなる⼈にも教えることができる。
フォックス&フレンズ(フォックス・ニュースの番組)、オプラ・ラジオ、CNN、 『ファスト・カンパニー』、『Entrepreneur』、『フォーブス』、『Inc.』、『サクセス』 その他のメディアで取り上げられている。
記事へのアクセスは⽉に200万を超え、ホストを 務める「ロリー・バーデンとデイリー・ディシプリン」はポッドキャストのビジネスニュース カテゴリでトップ25位に⼊っている。 またプロの講演者として年に50回以上の講演を⾏なう。著書『⾃分を変える1つの習慣』は、 『ウォール・ストリート・ジャーナル』と『USAトゥデイ』でベストセラーリストの ナンバー1になり、『ニューヨーク・タイムズ』ではナンバー2になった。同書は11カ国語に 翻訳されている。
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