こんにちは、かずみん(@kazumin_ccbt)です。
今回は、マイケル・マスターソンさんが書かれた「大富豪の仕事術」という本について解説します。
以前こちらの記事で詳しく書いたのですが、色々と詰め込んで長くなってしまいました。
なので今回はエッセンスをギュッと絞り、こういった本をあまり読んだことのないママ起業を目指す人に向けてお届けします。
「好きなことや得意なことで何かお仕事を始めてみたいけど、何から始めたらいいかわからない」
という方は要チェックです。
※公式で購入した場合、気に入らなければ書き込み、折り曲げがあっても90日以内に返品すれば全額返金してもらえます
「あなたの価値観に合ったゴールを決め、今、動こう!」ということ
見出しにもある通り、本書の結論からお伝えすると
「価値観に沿ったゴールをまず最初に決めて、早速行動に移そう」
ということが書かれています。
とはいえ、家事育児で毎日てんやわんやの中でなかなか腰が重くて動けない…とか、時間が作れない…とか、様々な「できない」理由がありますよね。そういった「できない」を解決するためのテクニックやコツがたくさんちりばめられているのがこの本の内容です。
ただし、役立つエッセンスは豊富なのですが、本書は「THE☆ビジネスマン」「結果や成果をバリバリ求めたい人向け」の項目もあり、正直なところ私たちのような「家事育児も必要な立場なので、バランスを取りながら仕事をしていきたい」層には向かない部分もあります。
なので、取り入れる部分と読み飛ばす部分をきちんと分け、サクッと読んで行動した方がいい本ですね。
というわけで今回は、本書の中で個人的に特にママ起業を始めたい人が取り入れるべき2つのポイント「コア・バリュー」と「マスタープラン」に絞ってお伝えします。
ちなみに、「コア・バリュー」とは、価値観のことです。「コア・バリュー」は、他の人の基準や世間体、一般常識など周りを見て考えるものではなく、「あなたにとって本当に重要なものは何か?」を見つけるために自分と対話する時間を取って考えていきます。
そして、コア・バリューから導き出されたゴールを目指して行動に移すための指針となるのが、「マスタープラン」というものです。マスタープランを作ることで「ただの夢物語」を「毎日の課題」に落とし込むことができるようになります。
「コア・バリュー」と「マスタープラン」。
大富豪の仕事術の軸となるこの2つをキーワードを重点的に解説していきますね。
「コア・バリュー」を見つける方法
もしかするとあなたも「七つの習慣」という本をどこかで見たり、聞いたり、もしくは読んだりしたことがあるかもしれません。
本書で言う「コア・バリュー」とは、「七つの習慣」でいうところの第二の習慣「終わりを思い描くことから始める」そのものです。
実際、七つの習慣に書かれている内容と共通する部分がありました。その部分とは、「自分のお葬式で家族や友達から言ってもらいたいことを考えてみる」ということです。
本書では、
1、健康面について
2、お金や豊かさについて
3、性格やスキルなど、自分のことについて
4、社会的に見た自分のポジションについて
これら4つの分野について周囲の人にどう思われていたいのか?を書いていくワークがあります。
ただ、個人的にこの部分は、七つの習慣に書かれている「役割ごとの理想の自分の在り方」を書き出す方法がしっくりきました。
これは、七つの習慣では「ミッションステートメント」といいます。「役割」というのは、日常生活における複数の自分のポジションです。
たとえば、私でいうと、
①母
②妻
③娘
④私自身
⑤書評ブロガー
⑥動画やイラストを作る色鉛筆アニメクリエイター
という6つの役割があります。
この6つの役割ごとに、それぞれ自分がこうありたいと思う理想の在り方を書き出していくことで、自分のコア・バリュー(価値観)を明確にしていきます。
母として、どう在りたいか?
妻として、どう在りたいか?
私として、どう在りたいか?
それぞれ理想を書いていくことで、他人に惑わされない「自分だけの基準」「ブレない軸」ができていきます。
何かで迷ったときは、今回書き出したコア・バリューを参考にするだけでも行動の指針になりますよ。
また、迷ったときだけでなく定期的に「コア・バリュー」を見返すようにしてください。
ステージや環境が変わると、この「コア・バリュー」が変わったり、優先順位が変わったりします。そして、自分を内観する習慣をつけていると、日々の中で「あ、私ってこう思ってるんだ!」「こうありたいんだ!」という気づきがあることも。
その都度、コア・バリューを更新していきましょう。
「コア・バリュー」を定期的に見直すことで、いざ行動に移すときに「望んでいるゴールでない場所にはしごをかけ、登りだしてしまう」というミスを防ぐことができるようになります。
ちなみに、今回参考にさせていただいた世界的ベストセラーであり名著でもある「七つの習慣完全版」を読んでみたい方はチェックしてみてください。
ただ、正直活字がいっぱいですし、書いている内容は何となくわかるものの、深くて難しいです。読書に慣れていないけど、ちょっと7つの習慣のエッセンスを学んでみたい方は読みやすい漫画版から読んでみることをオススメします。
コア・バリューに沿ったマスタープランの作り方
前章で導き出したコア・バリューを踏まえて、「マスタープラン」作りに入ります。
マスタープランは、まず7年後のゴールを決めることからスタート。コア・バリューに沿っていて、より人生が充実し、豊かに感じることができるゴールを立てていきます。
「なんで7年?」と思ったかもしれません。本書によると、ビジネスや株価、自然のサイクルなど7年単位で巡るといった法則があるとのこと。7年あれば、やりたいことは大体達成可能なんだそうです。
もし「7年後…?」と違和感があるなら、「10年後」の方が区切りが良いかもしれません。あなたの感覚で問題ないのですが、あまりに近すぎるor遠すぎるのはゴール設定が難しくなるので注意してください。
※この記事ではラストのゴールを「7年後」とさせていただきますね
ちなみに、「ゴール」は「夢」ではありません。違いは4つ。
1、具体的かどうか?
→「月に20万円」はゴール、「お金持ちになる」は夢
2、実行することができるか?
→「起業する」はゴール、「宝くじで当てる」は夢
3、「いつまでに?」といった時間を意識しているか?
→「7年後にイラストで収益を得る」はゴール、「いつかイラストを描いてお金を得たい」は夢
4、現実的かどうか?
→「7年後にイラストで月20万円」はゴール、「今月中にイラストで月100万円」は夢
これらを踏まえて、7年後の「ゴール」を決めていきます。もちろん、コア・バリューに反していないかチェックしてください。
そして、7年後のゴールが書けたら、逆算していきます。「7年後にこのゴールにたどり着くためには、この時点でこのあたりまで行ってたいよね」という感じです。
本書では、「7年後のゴール」→「1年後のゴール」→「毎月の目標」→「毎日の課題リスト」という流れで逆算していくことが推奨されていますが、
私は「10年後のゴール(理想の姿、暮らしなど)」→「1年後のゴール」→「毎月の目標」→「週間目標」→「毎日のタスク」といった感じでアレンジしています。あなたが管理しやすい期間での目標を立てていきましょう。
1年後のゴールや毎月の目標、そして毎日の課題リストを作る際には、「7年後のゴールに繋がっているもの」を最優先することが大事です。
また、「ゴール」と「目標」と「課題」の違いについてもここでご紹介しますね。
「ゴール」=長期にわたる幅広い願望
「目標」=具体的で中期的な願望
「課題」=目標を達成するために必要なごく短期間の行動
つまり、ゴール>目標>課題という関係性なので、逆算の方法としてもまずゴールを決め、ゴールを達成するための目標を決め、目標を達成するための日々の課題を書き出す、という流れがいいでしょう。
ちなみに、「書き出す」こともめちゃくちゃ大事です。
書き出して、ゴールを毎日チラ見しておく。時には妄想を膨らませてニヤニヤする。そうしていると、日頃から「ゴール達成」に向けてのアンテナが立つようになり、自然と情報が集まってきたりチャンスが巡ってきたりします。
また、毎日の課題リストも、済ませるたびに消していくことでちょっとした達成感も得ることができます。たまには、クリアしたご褒美を用意しておくのもいいですね。
あれもこれもやりたいことがあるし、とはいえやらなきゃいけないこともたくさんあってとにかく時間がない……
誰しも平等に与えられた24時間をどうやりくりするか?この時間の使い方が肝になります。時間が上手くとれないとお悩みのあなたは、片っ端から行動する前にまず優先順位を決めてみてください。
本書で紹介されていた「優先順位を決めるための3つの質問」があるので、こちらも合わせてご紹介しますね。
優先順位を決めるための3つの質問とは
1、人に任せられないか?捨ててしまえないか?やめられないか?
2、半分の時間でできないか?
3、これは、本当に自分の人生をよりよく豊かにしてくれるのか?コア・バリューやゴールに関連 しているものか?
「えっ…任せる?やめる?半分の時間にする?…絶対無理無理!!」と頭ごなしに否定せずに、まっさらな気持ちであらためてあなたが抱えていること一つ一つと向き合い、考えてみてください。
もちろん、真剣に考えてみて、任せられないし、やめられないし、時短も難しい日々の行動もあると思います。ですが、一つひとつの「やらなければいけないこと」を考えてみると、「これは、夫に頼めるかも」「家電やサービスを上手く使えば、時短にできるかも」というアイデアが出てくるのではないでしょうか?
他にも、テレビやスマホ、SNS、動画視聴など、特に見たくもないのにムダに取られている時間を削りましょう。「ゴールには繋がっていないけど、やらなければいけないこと」のための時間もなるべく短縮できるよう工夫し、その分空いた時間を、自分の人生をよりよく豊かにしてくれることや、ゴールに関連している行動をとる時間を増やせるように日頃から取り組むようにしてみてくださいね。
「大富豪の仕事術」で大切な5つのことまとめ
●あなたオリジナルのコア・バリュー(価値観)を見つけること
●コア・バリューに則ったゴールを定めること
●そのゴールにたどり着くためのマスタープランを、逆算で立てていくこと
●優先順位を決め、ゴールに向かうための課題やタスクを日々積み上げていくこと
●すぐに動き出すこと
最後に注意です。「情報中毒」にはならないでください。
これから起業に向けて動こうとしたとき、色々と調べて学びに投資することもあるでしょう。
今の時代、ちょっとネットで調べれば優良な情報もイマイチな情報も、有料も無料もたくさん出てきます。
もちろん、学ぶことは大事です。ですが、「情報を得ること」「インプットすること」に偏った行動の仕方は、結果うまくいきません。
わかります。私も、「学ぶこと」「取り入れること」にたくさんの時間とお金を費やしてきました。実践はそこそこに、すぐに新しいものに手を出していきました。新しい学びは刺激的ですし、ワクワクもしますし、モチベーションも上がって「やったるで!」と気合もその都度入りました。
…でも、結局ゴールに直接つながるような「行動」「アウトプット」しないことには、何も現実は変わりませんでした。
自信がないから…まだお金をもらえるほどスキルがないから…と言って、昔の私のように永遠に「起業準備中」「勉強中」「初心者」でいないようにしましょう。
学ぶことはそれこそ永遠にあります。「ここまで学んだら、サービスを出品しよう」と思っても、学ぶ途中でまた新たな「知らないこと」や「興味があること」に出会い、いつまで経っても「売ること」「アウトプット」ができません。
インプットすることって、案外すんなり始められるものです。何なら、「知ること」「学ぶこと」って楽しいです。でも、「緊張感」や「腹をくくる感」はありません。腰が重くなるのは、断然覚悟がいる「アウトプット」や「サービスを売ってみること」なんです。
1つ、得た情報や学びがあれば、実践しましょう。
購入した商品や知識で、ゴールに向けての何らかの進捗が得られるまで、他の情報は買わないようにしましょう。実践です。インプットの時間より、アウトプットの時間を多く割くよう念頭に置いて、毎日を進めていきましょう。
※公式で購入した場合、気に入らなければ書き込み、折り曲げがあっても90日以内に返品すれば全額返金してもらえます
今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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