「革命のファンファーレ」を読んでみた!レビュー、感想、内容、学んだこと、口コミまとめ

お金に関する本
この本をオススメできる人
  • 起業している人
  • マーケティングを学んでいる人
  • 「新しい考え方」を取り入れたい人
  • イノベーションを起こせる考え方を学びたい人
  • これからの時代に対応する「売り方」「ビジネスマインド」を会得したい人

「革命のファンファーレ」個人的な総合評価

今さらながら、ずっと前に買って何度か繰り返し読んでいる話題書、西野亮廣さんの「革命のファンファーレ」をレビューしていきます。

全310ページ。

読みやすい文章でありながら、「モノを売る」ということの本質をがっつり学べる良書です。

もうご存知かと思いますが、「はじめに」の40ページが無料公開されているのでぜひこちらもご覧ください。

⇒革命のファンファーレ「はじめに」を読んでみる

これからは「個人」の時代。

その「個人」でどうやって戦っていくかということがぎっしり詰まっています。

初めて読んだときは衝撃でした。「あー、西野さんってこういう考え方をする人なんや…だからテレビでなくても、アンチ多くてもやって行けんねんなぁ。頭がいい人やなぁ」と。

この本を読んで以降、西野さんのやることに目が離せなくなっています。

考え方。発想力。努力。行動力。

自分との違いに刺激を受けました。繰り返し読んで、刺激をもらえる本なので、お気に入りです。

読みやすさ

めちゃめちゃ読みやすいです。空白もありますし、文体も口語っぽくサラリと読めます。時々ジョークをかましてくるのもニヤッとできて、楽しめます。

あと、目次を読むだけでもグサッとくるものもありました。概要がわかる目次なので、一読必須です。

⇒目次はこちらから

役立ち度

これからの時代、メジャーになるであろう考え方が書かれているので、役立ちました。

個人で戦う人は、特に得るものが多いと思います。

実行しやすさ

どこまで自分に置き換えて考え、1歩でも進められるかがカギになると思います。

会社勤めの人より、個人で自分の商品を売っている人の方がそのまま転用できるので実行しやすいでしょう。

何度も読んで、実際に自分に置き換えて考え、実践することで身につきます。

今あなたが置かれている状況、環境によって実行しやすさは違ってきますが、「どうしたらこの考え方を自分に生かせるか」という問いを常に持って読み進めることをオススメします。

「革命のファンファーレ」で学んだこと、生かしたいこと

革命のファンファーレ レビュー 口コミ
「なるほどね!」と感じてメモったところは多数ありますが、その中でも特にグッときた5つをお伝えします。

「常識」「当たり前」を疑え

スゴイ人って、この「常識や当たり前を疑う」という考え方がナチュラルに身についているんですよ。以前入っていたオンラインスクールですんごく感じました。

私自身、言われたことに何の疑問も不安も感じることなく言われたとおりにやっちゃうタイプなので、初めてこの考えに触れたときは目から鱗でしたね。

オンラインスクールの講師で「そもそも~」という口癖の人もいて、「あー、私今までの人生の中で『そもそも』って言葉、ほぼ使ったことないなぁ」ってよく感じてました。

西野さんの場合、「そもそも何で絵本って一人で書く必要があるんだ?」という点に疑問を持ちました。

私だったらそんなことミジンコも思わないでしょう。何の疑問も持たずに一人で黙々描いてるでしょうね。笑

仕事のやり方はもちろん、日常的に当たり前にこなしていることだって、「本当にやらなくちゃいけないのか?」「本当にそうなのか?」という視点をもって物事を見てみると新たな発見があるかもしれません。

私も、毎日の行動や仕事の方法に「そもそも本当に必要?」という根本を考えるよう意識していきたいと改めて感じました。

お金=「信用」

近年よく言われていることですね。

「信用」を積み立てていけば、必要なときにいくらでもお金に換金できるといったことが本書で何度も出てきます。

確かに、「この人のいうことは間違いない」「この人を応援したい」という思いになってもらえれば、どんどん売れていきます。

これからは「個人」の時代だといわれています。

少し前まで「不特定多数が見ているインターネットは怖い」という認識が当たり前だったので、芸能人でもない一般人がネット上で顔出しなんてまぁ少なかったわけです。

でも今となっては…

YouTubeにFacebook、Instagramなど、一般人でもガンガン顔出ししてます。むしろ顔出しした方が信用力が高く、顔出ししない人よりもモノが売れます。

世の中に発言力や影響力のある一般の人が、企業の商品を宣伝するなんていう「インフルエンサー・マーケティング」なんていうのも今では当たり前ですよね。

「信用」を作るために、今何ができるか?

この本は、そういったことを考えるきっかけをくれました。

  • 動画を撮ってアップする
  • 顔出し写真付きでできるだけ具体的にプロフィールを書く
  • 読者さんとコミュニケーションをとる
  • InstagramやFacebookのアカウントを取って運用する
  • SNSでつぶやいたり、他の人に絡みに行くことで本当にここに人が存在するという「生身感」を出す
  • イベントなどを企画し、実際に会って話す
  • イベントなどに参加し、実際に会って話す

私を含めて、ネットビジネスをしている人は特に、自分の媒体で「信用力」をどうやってつけていくかが今後の収益に大きく関わってくるでしょう。

マネタイズは後ろにずらせ

「フロントエンド商品、バックエンド商品」というものがあります。

一般的には速攻でお金を徴収する形が多いですが、西野さんが言うにはまずタダでも良いから実際に見てもらって、使ってもらって、より多くに人に届けることが第一優先。

で、その中で「これは良い!」と感じてくれた何人かに対して、バックエンド商品でしっかりお金をいただくという商法ですね。

実際、このモデルを取っているものは多いです。

「こんな良いものが無料で使えるの?」と思うものって最近多いですよね。でも、ふたを開けてみると無料の場合は制限があって、「これ以上のものが欲しかったら、お金くださいね」ってやつです。

西野さんの「えんとつ町のプペル」という絵本も、前代未聞の「ネット上で絵本の中身全部丸ごと公開」をして、かなりバッシングを受けました。

「無料で公開したら売れなくなる」と思われていましたが、無料で公開しても、「実際にこの素敵な絵を見てみたい」「子どもに読んであげたい」と思った人たちが買ってったわけです。

結局、絵本としては前例がないぐらい売れに売れて、発売から半年で30万部突破。

マネタイズを後ろにずらさず(無料公開せず)発売していたら、おそらくこんなに売れなかったのではないでしょうか。

自分の仕事でマネタイズを後ろにずらすとしたらどうすればいいのか?

色々考える余地はありそうですね。

人が時間やお金を割くのはいつだって「確認作業」

この言葉はグッと刺さりました。「確かに!!!」と。

「超有名な人が書いたすごい絵画が見れます」じゃ興味を引きにくいわけです。

「レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたモナ・リザが見れます」で「それは見に行きたい!」になるんですよね。

さらにいうと、私たちはモナ・リザを知ってる(ネタバレしてる)けど、「実際にこの目で見たらどんなんなんだろ?」と確認作業をしたいわけですよ。

美術が好きな人は自分の知らない絵画を見に行くのもいとわないと思いますが、一般の人は「知ってるからこそ見に行きたい」んですよね。

昔は「わからないからこそ楽しみ」という趣旨だった福袋も、「中身が見れる」ものが増えてきました。

ネタバレしていいんです。ネタバレしたからこそ、「買うか買わないか」の土俵に立たせてもらえる商品やサービスも多数あるんです。

自分の商品はどうでしょう?もっとネタバレしてもいいんじゃないでしょうか?

「体験」×「おみやげ」

生活必需品は買う。でも、必要ないものは買わない。

当たり前です。でも、生活に必要なくてもついつい買っちゃうものってありますよね?

たとえばそれは「おみやげ」。うん、これは確かに買う。

西野さんは、「体験のあとの楽しかった思い出としてお土産を買う。そしたら絵本をおみやげにするとしたらどうすればいいか?」を考え、個展という「体験」の出口に絵本を配置しました。

そしたら売れたんですよね。

個展をやるたびに、おみやげとして絵本を置いておけば長く売れ続けることができるんです。

ネットビジネスで収益を得ている場合、「体験」と掛け合わせるのは難しいと感じるかもしれません。私も最初、そう思いました。

でも…

「難しいよね」で終わってしまったらそこで試合終了。もっといろいろ考えてみようと思いました。

私は戦略を練るのが苦手です。言われたことを、言われた通りにこなす方が楽。

でも、今後もっと個人の時代になったときに生き残るためには…

頭を使って戦略を練り、恐れずどんどんやってみることが大切なんだと知りました。頑張ります。

ほかにも、自分の力を使わないで他の人の時間や手間を使って宣伝してもらう方法や、モノを買うキッカケを作る方法など、「その手があったか!」という手法がこんな読みやすい本の中にしっかり詰め込まれています。

脳みそに汗をかいて考え、行動すれば結果は出るんだなとしみじみ。

ラッキーパンチじゃなく、実力でお金を稼ぐためにはもっと私も努力しないと、と奮起しました。

おそらく、モノをお仕事で売っている人はもちろん、これからの時代を生き抜くための考え方の本質が書かれているので、どんな人も読んで損ナシの良書だと思います。

ぜひ、手に取って読んでみてください。ふだん本を読まない人も面白く読めると思います。かなりおすすめです。

「革命のファンファーレ」他の人の口コミ

 

 
 
 
 
 
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・ ずっと読みたかった本 モヤモヤしてる気持ちに すごくささった ・ 芸人の西野さんは はねトびの印象が強い この本は 仮説と検証を 覚悟を持って 繰り返してる西野さんがいる ・ 一歩踏み出すために必要なのは ポジティブシンキングではなく ロジカルシンキング ・ 行動しよう 失敗したら、取り返せばいい。 大丈夫。 ・ #革命のファンファーレ#革命のファンファーレ現代のお金と広告#西野亮廣#えんとつ町のプペル#今年33冊目#読書#読書記録#読書好きな人と繋がりたい#読んでぞわっとした

Homareさん(@kagonchu_homare)がシェアした投稿 –

#革命のファンファーレ 現代のお金と広告/#西野亮廣 読了
前に進むために必要なのは、勇気ではなく情報をもつこと。
情報があればリスクを回避でき、勇気がなくとも行動できる。

芸能界の大御所やアンチ何万と批判を受けながら、
それでも周りに流されず、自分の理論を信じて行動できるってスゴい。

— ぴろ@dandydeshita (@Pirosiki_) 2018年9月19日

#革命のファンファーレ 今の自分の状況にラストの文章が胸に刺さってなんだか涙が出そうになりました。周りに委ねず自分の努力と決定で今後の人生を切り拓いて行かなければ!

— ぴーすうぇる (@h5j5MvXTEb1j44H) 2018年9月18日

『革命のファンファーレ』西野亮廣
今更ですが読みました。
お金のしくみや物事の流れ方が著者流に記されています。実例挙げて紹介しているため、わかりやすく価値のある内容でした。目先の利益にとらわれない選択。なぜ早くにこれを読まなかったのか。今後の作品にも期待。新しい時代の幕開けですね。 pic.twitter.com/Ih0injoC1r

— みぃ (@miiicha0808) 2018年9月21日

「革命のファンファーレ」目次、著者

目次

はじめに

他人と競った時点で負け。自分だけの競技を創れ。

キミの才能を殺したくなければ、お金の正体を正確に捉えろ。

お金を稼ぐな。信用を稼げ。「信用持ち」は現代の錬金術師だ。

意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。

入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。

作品の販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ。

インターネットが破壊したものを正確に捉え、売り方を考えろ。

2017年1月。お金の奴隷解放宣言。

無料公開を批判する人間に未来はない。

過去の常識にしがみつくな。その船は、もう沈む。逃げろ。

ネタバレを恐れるな。人は「確認作業」でしか動かない。

作品の無料化が進み、エンタメ業界は完全な実力社会になる。

その作品を守る為に、「著作権」は本当に必要か?

本を売りたければ、自分で1万冊買え。そこで必要なのは「財力」ではない。「努力」だ。

「セカンドクリエイター」を味方につけろ。

信用時代の宣伝は、口コミが最強。口コミをデザインしろ。

自分の作品と、社会を一体化させろ。

努力量が足りていない努力は努力ではない。誤った努力もまた努力ではない。

ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。

お客さんは、お金を持っていないわけではなく、お金を出す「キッカケ」がないだけだ。

インターネットは「上下関係」を破壊し「水平関係」を作る。
《公開の可能性》を片っ端から潰せ。

老いていくことは「衰え」ではない。「成長」だ。

次の時代を獲るのは「信用持ち」だ。

本ではなく、店主の信用を売る古本屋『しるし書店』。

売れない作品は存在しない。キミの作品が売れないのは、キミが「売っていない」だけだ。

出版のハードルを下げ、国民全員を作家にする出版サービス『おとぎ出版』。

踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ。

おわりに

著者

●西野 亮廣
1980年兵庫県生まれ。芸人。

著書に、絵本「Dr.インクの星空キネマ」「ジップ&キャンディロボットたちのクリスマス」「オルゴールワールド」「えんとつ町のプペル」、小説「グッド・コマーシャル」、ビジネス書「魔法のコンパス」があり、全作ベストセラーとなっている。

コメント

  1. […] […]

  2. […] […]

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