少し前に「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」を読み、少しずつ質問に答えていました。
そんな最中、新刊として発売されていた本書、「世界一やさしい『才能』の見つけ方」を発見。
早速才能についての自己理解を深めるべく購入し、一通り読み終えたのでレビューをしていきます。
「世界一やさしい『才能』の見つけ方」のレビューと感想
結論から言うと…
そんな方は手に取って読んでみる価値大アリ!な一冊でした。
読んでいて特に良かったなと感じる点は以下の通りです。
・図解が要所要所でちりばめられており、パッと見てわかりやすかった
・難しい語句や専門用語もなく、とても読みやすかった
・事例がいくつも紹介されているので、「才能を見つける手がかり」が読むだけでも発見できる
・巻末の特典がとても充実している
ふだん本を読まない人でも、かなり読みやすい一冊だと思います。
大切なのは、「読んだだけ」で終わらせないこと。
こういった読みやすい本は読後感が良く、読み切った「達成感」だけを味わいやすいのが難点です。
たしかに読み流すだけでも発見はありますが、おそらく本書の真価は発揮できません。
どうせ時間を取って読むなら、「この本を読んで、自分の才能を見つける!」という気持ちで読み込み、時間がかかっても良いのでできるだけ質問に答えていくことを個人的にはおすすめします。
巻末の特典もしっかり取り組み、「才能の具体例1000リスト」も自分に当てはまるところはラインを引いて活用していきましょう。
あなたが必ず持っている「才能」を活かして今後の人生を豊かに過ごしていきたい人は要チェックです。
「才能」についての事例~私の場合~
私は幼少期から自分に自信がありませんでした。
「みんなにとって普通にできることが、私にはできない」と感じることがいくつもあったからです。
福祉系大学を卒業し、新卒で福祉の現場に就職して仕事を進めていく中で、さらにその「自信のなさ」を強く感じることが増えました。
人間関係をつくるのも苦手でした。
人の気持ちを考えすぎて無駄な取り越し苦労をした結果、逆に相手に不快な印象を与えてしまうこともありました。
持ち前の「人前ではついテンションが高く、元気にふるまってしまう」という部分で、「うるさい」と煙たがれる場面もあったり。
また、そこは利用者さんの自立を促す施設だったので、「優しすぎる」「利用者さんの話を聞きすぎる」と先輩や上司から注意を受けることもありました。
いつも怒られるんじゃないかとビクビクして、萎縮しながら仕事をしていると案の定ミスをしてしまい…みたいな日々でしたね。
自分の才能が「短所」として使われている場面が多かった。
だから、自分にとって新卒後の職場は辛かったんだと今になってわかります。
転職し、高齢者のデイサービスに勤めることになりました。
そこでは、「人前でテンション高くふるまってしまう」ということが長所として活用できたんです。
日々のレクレーションの司会進行をイキイキやってみたり、毎朝元気よくあいさつしたりといった「持ち前の元気の良さ」がすごくありがたがられたんです。
じっくり話を聞くことで、利用者さんから「ありがとう」もいただくことができましたし、「優しいからあんたは好き」と利用者さんから言っていただけることもありました。
これは自分にとって衝撃でした。
前の職場ではできるだけ抑えなきゃいけない部分だったのに、こんなに喜んでもらえるなんて。
これが才能を「長所」として使えることなんだと実感した場面でした。
まぁ、「1人で抱え込んでしまって帰宅時間が遅い」というのは変わらずでしたが。(笑)
今後は、今まで自分と向き合ってわかってきた「才能(得意なこと)」と、好きなことでありスキルとして高めていきたい「イラストを描くこと」を掛け合わせてどうやって誰かの役に立つか?を考え、実行に移していきたいと思っています。
「世界一やさしい『才能』の見つけ方」で「あなたの強みを活かした働き方」を見つけよう!
同じものでも、使い方によって良くも悪くもなる。
本書にもたくさん事例がありましたが、本当にその通りです。
しんどい思いをして頑張って努力をして、何とかギリギリ成果が出るか、はたまた悔しい思いやツラい思いをたくさん経験する未来。
「いつも通りの自分」を活かして、気分良く過ごしながら成果をバシバシ出せている未来。
後者を選びたいなら、ぜひ本書を手に取って実際にワークをやってみて、「自分の内面」と向き合ってみてください。
成功法則は無数にありますが、本書で明らかになった「あなたに合った方法」を基準にして、行動してみてくださいね。
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