DaiGoさんおすすめ本をどんどん読んでいってます。
今回はこちらの「三日坊主を防ぐ曖昧目標のススメ」という動画で絶賛おすすめされていた「マネジャーの最も大切な仕事 ~95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力~」を読破したので、書評と要約をまとめてみました。
ちなみにこの本、「マネジャーの…」というタイトルではありますが、個人の仕事の生産性を高めるためにもとても役立つ本です。
- 仕事の生産性を高めたい
- 仕事へのモチベーションを高めたい
という個人的なものから、
- リーダーシップ力をつけたい
- チームの仕事へのモチベーションを高めたり、生産性を高めたい
というマネジメント力をアップしたい人ももちろん学びが多いと思うので、ぜひチェックしてみてください^^
「マネジャーの最も大切仕事」の書評、要約
この本は、3業界、7企業、26チームの1万2000の仕事日誌を調査した結果判明した「生産性や創造性を高める方法」が書かれています。
そして、結論を書くと、この記事のタイトルにもある通り「やりがいのある仕事が前に進んでいる感覚」を高めてあげることがめっちゃ重要になるということです。
本書では実際の日誌で書かれていたことと共に、気持ちの変化やそれによって仕事がどうなったのかなど具体的に書かれています。
パッと見は文字が多くて難しそうに感じますが、読んでいるうちに引き込まれていき、興味深く読むことができました。
といっても、エッセンスだけ知りたい場合や時短で読み切りたい場合は日誌の部分は読み飛ばしていいと思います。
「気になったら日誌の部分も読むけど、大体スルー」で問題ありません。(たぶん)
「仕事」がうまくいけば、人生の充実度もかなり高くなる
ふつうに働いている人の毎日のうち、かなりの時間を「仕事」が占めています。
仕事で嫌なことがあると、プライベートでもブルーになってしまうことってありますよね?
上手くいかないことばかりだと、「私ってホントダメだなぁ」「才能ないなぁ」「いつもツイてないわ」と自分を否定してしまうことも私はありました。
逆に、仕事がうまくいけば、「私って案外やるやん!できるやん!」「楽しいなぁ」とポジティブになれます。
それだけ、人生の中で仕事が占める範囲は大きいんです。
人生を楽しく充実したものにしたいなら、「仕事」をより上手くいくようにするとがめっちゃ大切ということなんです。
インナーワークライフがポジティブになっていると仕事への意欲がわき、効率的、生産的になる
この本では、「インナーワークライフをどうやって高めるか」について書かれています。
インナーワークライフというのは、職場での「感情」「認識」「モチベーション」のことです。
この3つがポジティブに傾くと、生産性や効率、創造性、苦難を乗り越える力など、仕事へのパフォーマンスがグッと高くなります。
要は先ほどもお伝えした通り、「人生の充実度もアップする」ということですね。
逆に、これら3つがネガティブになると…
お分かりの通り、生産性や効率が落ち、やる気がなくなっていくわけですね。人生充実度もダウンなわけです。ブルーな毎日。
感情や会社で起こる出来事の捉え方、その仕事への熱意度合いが、良くも悪くもその人の仕事のパフォーマンスに大きく関わってくるということです。
インナーワークライフをポジティブにするために最重要なのは、「進捗」
仕事を効率的に生産性を高めて取り組むためには、インナーワークライフをポジティブなものに変えることが大切です。
そのために最も大切なのが「やりがいのある仕事が前に進んでいる感覚」。
もちろん他にもインナーワークライフを高める要因はあるのですが、1万2千という膨大な日誌を分析した結果、ポジティブなインナーワークライフとずば抜けて関連度が高かったのがこの「前に進んでいる感覚」=「進捗」を感じることでした。
実際、その人の仕事の充実度が高く、仕事がはかどった日の日誌に書かれていたのが、「やりがいのある仕事が進捗した」ということだったんです。
逆に、仕事の充実度が低くやる気がない日、うまくいかなかったと感じた日に書かれていた内容は、「仕事を進めるのに障害を感じた」ということでした。
「やりがいのある仕事」ってどういう仕事?
そもそも、「やりがい」ってどうすれば感じるんでしょうか?
それは、「自分の仕事が、何かや誰かにとって価値があること」だと、 自 分 が 認識すればOKなんです。
つまり、環境汚染を少しでも軽減するだとか、貧困をなくすとか、そういう大きなものでなくてもいいということ。
自分で、「これは○○にとって価値がある」と思えれば〇。
どうでもいい事務作業や単純作業といった価値を感じない仕事ばかりを毎日ずっとやらされていたら…やりがいを感じず、仕事へのモチベーションも下がりますよね。
さらに、今までやっていたことが無駄になると感じたときや、自分の仕事やアイデア、意見を仲間や上司から相手にされないとき、当事者意識をなくしたときなどにもやりがいは下がってしまうので要注意。
「やりがいのある」仕事を前に進めることが、インナーワークライフをポジティブなものにします。
じゃあ「前に進める感覚」ってどうすれば感じやすくなるのかについて、次の項目で書いていきますね。
面倒だけど、実際に日誌を書いてみることが「前に進んでいる感覚」を実感しやすいのでおすすめ
- 今日の仕事で上手く前に進めることができたこと
- 上手くいったことによって、どんなモチベーション、認識、感情の変化があったか?
- 上手くいったことから何を学べるか?
- どうして上手くいったのか?
- どうすればそれを維持できるか?
と同時に、
- 今日上手くいかなかったことと
- 上手くいかなかったことによって、どんなモチベーション、認識、感情の変化があったか?
- 上手くいかなかったことから何を学べるか?
- どうしてうまくいかなかったのか
- どうすればそれを避けたり弱めたりできるか?
上記の項目を簡潔にでもいいので毎日書き出すことを本書ではおすすめされています。
今回の調査で238人に9~38週間(会社やチームによって調査機関は異なるそうです)もずっと面倒な日誌を書き続けましたが、日誌最終日には感謝の言葉がたくさん届いたそう。
もちろん、個人の感覚で「前に進んだな♪」というだけでも仕事のパフォーマンスは上がりますが、記録しておくとさらに効果アップ。
たとえ、障害ばかりが目立って上手くいかなかった日も目を背けずに記録し、次に生かせるようにしておけば、「そこからの学び」が「進捗」になります。
上手くいった日についても、しっかり記録しておけば喜びをかみしめられますし、「充実した一日を送るためには、こういう感じでいけばいいんだな」と成功パターンみたいなものが確立できてくるかもしれません。
頭の中のものを「記録」という目に見える形で外に出しておかないと、人はどうしても忘れていまいがち。
面倒ですが、簡潔にでもいいので仕事の日誌として書き出してみると、仕事の生産性ややる気がアップしてパフォーマンスが徐々に上がってくるので、ぜひ試してみてくださいね^^
「マネジャーの最も大切仕事」の書評、要約まとめ
今回は仕事のパフォーマンスを上げるために最も重要な「進捗の法則」についての概要を大まかにまとめてみました。
他にも「触媒ファクター(仕事をサポートするできごと)」「栄養ファクター(人をサポートするできごと)」もポジティブなインナーワークライフに関わってきます。
リーダーやマネジャーなど、人をまとめて仕事やプロジェクトのパフォーマンスを役割を担っている人は必読レベルだと思いますし、個人で仕事をしている私にとっても日誌という毎日のふりかえりの大切さを再認識できる良書でした。
あと、「楽しいから意欲的に続けられて、結果成果が出る」という理屈もかなり理解できました。
「早く作業しなきゃ」といった焦りではなく、「やりがい」や「楽しさ」といった内側からの動機ももっとしっかり高めていきたいと思います。
推薦してくださったDaiGoさんに感謝m(__)m
気になったあなたはぜひ手に取ってみてくださいね^^
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