個人的に昨年9月からずっとDaiGoさんブームです。笑
ビジネスや勉強方法、記憶を高めること、時間術などなど…私が食いつく知識やネタをたくさんわかりやすく解説してくれる実は同い年のDaiGoさんのニコニコ有料放送、ほぼ毎日聞いています。
動画で学ぶのと同時に、書かれている本も色々読ませていただいている中で、今回読んだのが「後悔しない超選択術」という比較的新しい本です。
毎回「DaiGoさんの本は読みやすいなぁ」としみじみ感じているのですが、この本も同様にかなり読みやすく、そして学べる部分&すぐに実践できる部分が豊富にあります。
- 本のタイトルの通り、後悔しない選択をしたい人
- 今まで後悔する選択をした経験があるので、今後はそうならないようにしたい人
- 優柔不断な人
- 選択するときの「軸」を定めたい人
はぜひチェックしてみてください^^
「後悔しない超選択術」を読んでみたレビュー、書評
あなたの人生を幸せに導く選択は、「正しい選択」ではなく、「後悔しない選択」
本書の一番最初に、「人は1日に約70回、人生を左右する選択をしていると言われています」ということばから始まります。
そう、人生を左右する方向性を決めるのを、毎日70回も私たちは無意識にやってるんです。びっくりですよね。
どうせなら、人生をいい方向へもっていくような選択をしたいですよね?
そのためには、「正しい選択」ではなく、「後悔しない選択」をしようというのを著者は伝えてくれています。
というか、そもそも「正しい選択」というものはないそうです。
人生を幸せな方向へ行くために大切なのは、「あのとき、ああしておけばよかった」と後悔しない選択を取ること。
人は、死ぬ瞬間に5つの後悔や反省の言葉を残す人が多いそうです。
その5つとは、以下の通り。
- 他人の期待に従って生きすぎた
- 働きすぎた
- 素直な感情を表現しなかった
- 友人に連絡をあまりとらなかった
- 自分をもっと幸せにすればよかった
P5
どうでしょう?思い当たる節はありませんか?(私はあります^^;)
死ぬ直前になってから後悔したって、取り戻せないんです。
それなら、元気に生きているうちに後悔しない選択をして、「やりきった!」と思える人生を送りたいと思いませんか?
DaiGoさんの超選択術には、こういった「後悔しない選択」をするためのテクニックやトレーニング方法がたくさん詰まっています。
今回はその一部を抜粋して概要をお伝えしていきたいと思います。
後悔してしまう選択をさせる5つのバイアスとその回避法
私たちは無意識に様々なバイアスがかかって、選択力を鈍らせています。
バイアスというのは、つまり「色眼鏡」みたいなもの。
自分は合理的な選択をしていると思っていても、知らず知らずのうちに周囲の影響を受けています。
その中でも特に影響を受けがちな5つのバイアスと対応策は以下の通りです。
- 感情バイアス
気分によって同じ出来事でもとらえ方が違うこと
⇒感情的になると判断力がなくなると自覚する
⇒客観的な視点を持つ
⇒未来の自分を想像する
- プロジェクションバイアス
現在の感情をベースにして、「未来もきっとこうなるだろう」と見積もって選択すること
⇒感情とは無関係に、基準をあらかじめ決めておく
⇒読書や映画を通じて、選択後の類似体験をしてみる
- サンクコストバイアス
金銭的な面で「もったいないから」と感じ、無駄にお金や時間を投資し続けるなど合理的な判断ができなくなること
⇒過去のこだわりが原因なので、マインドフルネス瞑想などの「今に目を向けるためのトレーニング」をする
- 正常性バイアス
「自分だけは大丈夫」など、自分にとって都合の悪い情報を無視すること
⇒自分の判断力のなさを自覚し、認める
⇒WRAP(ラップ)の実践
(W)選択肢を広げる
(R)仮説の現実性を高める
(A)決断前に距離を置く
(P)誤りに備える
- メモリーバイアス
歪んだ過去の記憶にとらわれることで公開する選択をすること
⇒毎日の出来事や小さな気づきなど、いい点も悪い点も記録することで、サンプル数を増やす
(参考)P155、その他
サンクコストバイアスは有名ですよね。
例えば、お金を払って映画館で映画を見に行ったけど、30分ぐらいで「あ、これは違った。あんまり面白くないわ」と気づく。
でも、せっかくお金払ったんだからと面白くないのに最後までガッツリ見ちゃうっていうあるあるなやつです。
合理的に考えれば、面白くないと判断した時点で途中で映画館を出て、もっと面白くて充実感のあることに時間を使った方がいいのは明確なんですが、どうしてもやっぱり「もったいない」が働いちゃうんですよね^^;
でも、こういったバイアスがあるからこそ、私たちは「後悔する選択」をしてしまうわけなんです。
これらの「落とし穴」があるという事実を知って客観的にその選択を見つめなおしてみるだけでも、後悔しない選択をしやすくなるそうですよ。
選択力を高めるトレーニング法
後悔しない選択をするための力は、トレーニングで鍛えることができます。
色々とトレーニング方法は書かれているのですが、抜粋して
①感情知性を高める
②コアバリューノート
の2つをご紹介しますね。
感情知性を高める
感情知性というのは、自分や他人の感情を把握したり、自分の感情をコントロールしたりする能力のこと。
本書では、
感情知性が高いと、他人の感情を客観的に分析したうえで自分の感情もコントロールできるようになるため、プレッシャーを受けた状況下でも合理的な選択ができる
P213
と書かれています。
感情知性を高めるためには、「瞑想」と「感情粒度を上げる」という2つの方法があります。
簡単で基本的な瞑想は、目をつぶって呼吸に意識する「マインドフル瞑想」ですが、ほかにも瞑想の方法はあるので検索してみてください。
一方、感情粒度を高めるというのは、「自分の感情を詳しく表現する」ということです。
つまり、「気分がいい!」ではなく、「青空で思いっきり深呼吸したぐらいすがすがしい気分」。
「ムカつく!」ではなく、「感情的に叫びそうになるぐらいイラっと来た」といった具合ですね。
あと、感情の粒度を高めるには外国語を学ぶというのも良いんだとか。
感情の粒度が高い人は、低い人に比べて30%も感情コントロールが得意という研究結果もあるらしいので、気持ちが不安定でカッとなりやすい人にもおすすめです。
コアバリューノートをつける
コアバリューノートを簡単に説明すると、「日記形式で毎日自分が大切にしている価値観をノートに書き出す」というもの。
コアバリューノートをつけることで、目先の利益ではなく長期的な視野を持って選択することができるようになります。
方法は以下の通りです。
●まず、自分が人生で大切にしていきたいことを1つ書き出す
●その下に、その日の出来事で「充実していたな」「嬉しかったな」「楽しかったな」という感覚を得た「3つの出来事」を書く
●その日、人生で大切にしていきたいことのために取った選択と行動を書き出す
P243~P244
コアバリューノートを書いていくことで、自分自身が人生で一番大切にしていきたいことを意識して1日を過ごすことができ、選択するときの基準が確立できます。
その場の感情だったり、時間やお金の欠乏感に惑わされたりして後悔する選択をしてしまう、ということが少なくなるということですね。
ほかにも、本書では「1日再構成法」「トーナメント方式」「プチ断食」という選択力を高めるトレーニング方法も書かれているので、後悔しない選択ができるようになりたい人は取り組みやすいところから実践してみましょう。
「後悔しない超選択術」を読んでみたレビュー、書評まとめ
私自身が今すぐに取り入れていきたいと思ったのは、
「選択疲れをしていない朝に1日の計画を立てる」
「1日再構成法」
「プチ断食」(まったりのんびりダイエット中でもあるので)
「自分の感情の粒度を意識して手帳にメモっておく」
「コアバリューノート」
の5つです。結構「書くもの」が多い印象ですね。
DaiGoさんの有料ニコニコちゃんねるも大体毎日チェックしてるんですが、「記録」というのは、目標達成などにもとても効果がある方法だそうなので、「手帳にアナログ方式で記録を取る」ことを大切にしていきたいなと改めて感じました。
酔っ払っておられますが、DaiGoさんのこの動画もかなりためになりましたよ↓
【自分の操る超記録術〜計画より記録が目標達成率を上げる!】
後悔しない選択術×記録術で「やりきった!充実していた人生で後悔なし!」と思える人生を送れるようにしていきたいです。
ほかにも、自分の選択するスタイルを知ることができたり、各章の最後には自分の選択力を高める具体的なトレーニングも紹介されているので、気になったあなたはぜひチェックしてみてください^^
コメント
本の内容が綺麗にまとめられていてすごく参考になりました!
とても勉強になりました。ありがとうございました^^
他の記事も自分が読んだことがある本だと復習になりますし、興味がある本だと購入時の参考になります。
コメントありがとうございます!
参考になったとおっしゃっていただけるとめちゃめちゃ嬉しいです♪
こうして読んだ本を読みっぱなしにするのではなく、まとめることで自分の記憶への定着の助けや実践に生かせています。
今後もマイペースに更新していきますので、またフラっと読みに来てくださいね^^