「アマゾンで学んだ!伝え方はストーリーが9割」読破!感想や内容、学んだことまとめ

コピーライティング
この本をオススメできる人
  • 会社の広報を担当しているので、効果的な宣伝について学びたい
  • 日々の業務で「伝える」ことに課題を感じている
  • メディアとの関係を構築したい
  • 自分自身や会社の強みを見つけてストーリーにし、差別化を図りたい

「アマゾンで学んだ!伝え方はストーリーが9割」個人的な感想

「アマゾンで学んだ!伝え方はストーリーが9割」は、アマゾンが日本で有名になりだす頃に「広報責任者」に就任されていた小西みさをさんが書かれた本です。

アマゾンといえば、かの有名なジェフ・ベゾスさんが創業された、今や「あるのが当たり前」のネット通販サービスですよね。

取り揃えている商品数が多く、そして安く、届くのも早い。

日常に溶け込みすぎていて、なくてはならないサービスになっています。

ですが、今から15年ぐらい前はネット通販なんて一般庶民にはなじみのないものでした。「ネット通販」と聞いてパッと浮かぶのは「深夜とかどうでもいい時間にテレビでやっている商品紹介番組から買うやつ?」みたいな感じでしょうか。

あとはカタログ見てほしいものを注文するような仕組みはありましたが、今のネット通販ほど日常には溶け込んでいませんでした。

注文したところで到着が1~2週間かかるのはザラですし、安いイメージはないですし、直接商品を見ずに買うなんて正直不安でしたしね。

それを、アマゾンはこんなにも身近に、便利なものにしてくれたんです。

「アマゾンって何?てか、ネット通販って本当に大丈夫?」という認識から「お店よりアマゾンの方が安いし品揃え多いからこっちで買おう」という、「実店舗よりアマゾンで買う」人が増えるぐらいに浸透したのは、アマゾン・ジャパン広報責任者である小西さんの「伝える」技術も一役買ったに違いありません。

この本はジェフ・ベゾスさんの本ではなく、「ジェフ・ベゾスさんの伝え方」を小西さんが近くで学び、13年間アマゾンを日本にここまで普及させた実績を持って「どのように商品サービスについて伝えていけば効果的なのか」について書かれています。

「メディアに対してどのように伝えると効果的に普及してくれるのか」という対メディアの方法は、「メディアに向けて広報活動なんてしないしなぁ」なんて思うとスルーしがちですが、「なるほど、こういうのが訪問者さんにとって興味のあるネタなのか。これをブログ記事の内容にわかりやすく書いていけば、訪問してくれた人にもっと楽しんでもらえるかもしれない」と感じましたね。

また、今後もし自分で何か商品サービスを作るときにも役立つと思いました。

さらに、他との差別化を図るための「自分や会社の強みを見つけて、ストーリーにする」方法も具体的に語られています。

アマゾンのすごさは他の書籍でもたくさん書かれていますが、わたしにとって本書が「アマゾン」に関する書籍第一号なのでいろいろと新鮮でした。

たとえば、「14のリーダーシップ理念」というものがあるのですが、これを本当に社員全員が意識しているのだとすると…

そりゃスゴい会社になるわ!(←語彙力足らず)みたいなね。

個人で働いているわたしにとっても、この「14のリーダーシップ理念」は意識していきたいと感じました。

会社で広報を担当している人や、プレゼンやPR活動でわかりやすく伝わりやすい「伝え方」を学びたい人、オリジナリティのある強みで他との差別化を図りたい人は一読の価値ある一冊です。

「アマゾンで学んだ!伝え方はストーリーが9割」の内容や学んだこと


それでは、本書の内容について個人的に特に学べた部分をお伝えしていきますので、参考にしていただければ嬉しいです^^
 

いつも「顧客視点」を意識し、お客様に「伝える」ではなく「伝わる」ストーリーを語る

●情景が頭に浮かぶようなたとえ話を頻繁に取り入れる
→商品サービスのターゲットに直接シチュエーションを聞いてみて、ストーリー化する
→使う人がイメージしやすいものにすること

●不特定多数ではなく、ターゲットを絞って質を高めた内容を伝える
→ただし、専門用語は極力使わない
→大切なことは何度も繰り返す

●「お客様にどうしてほしいのか」というゴールを先に立てたうえで、逆算してストーリーを組み立てる
→PRしたい商品サービスでお客様が喜んでもらっている様子を考えてみる
→「どうすればその状態になるのか?」を逆算し、ストーリーを作っていくと、つながりよくイメージしやすい物語ができる

●納得いくまでプレゼンやスピーチの練習を何度も行うこと
→伝えたいことなど、大切な骨子は人に任せず自分で作る
→何度も練習していれば、「一番伝えたいこと」を伝え忘れることがなくなる
→練習の様子を動画に撮って見返すと成長できる
→人前でやってみて、改善できるところについてアドバイスをもらう
 

お客様が気になる話題を提供する

●「季節性、時事性」「新規性、意外性」「独自性」「理念、理由」についてわかりやすく端的にまとめる
→裏付けされたデータや資料があればなお良い

自分の棚卸や人から聞いて「強み」を見つける→つなげれば唯一無二のストーリーに!

●自分の価値観や持ち物、趣味特技などあらゆる角度から自分を棚卸してみる
→人に聞いてみるのもよし
→喜んでもらえたものや誰かの役に立ったことは強みになりえる
→今から「強み」を創り出すこともできる

「アマゾンで学んだ!伝え方はストーリーが9割」まとめ

お客様が食いつく情報というのはどういうものなのか。

どれだけわかりやすく、シンプルに伝えたいことが伝わるようになるのか。

どこが繰り返して伝えたいほど大切なところなのか。

どうPRすればお客様に商品サービスを快適に使っている日常をありありとイメージしやすい状態までもっていけるのか。

そして、自分の強みをどうやって見つけ、どうやってストーリー化すれば差別化できるのか。

会社の広報部門の人がメインではありますが、個人のブロガーとしても学ぶところがありました。

アマゾンレビューでも高評価な本書。「もっと内容を知りたい!学びたい!」というあなたは、ぜひ「アマゾンで学んだ!伝え方はストーリーが9割」を手に取ってみてくださいね^^

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