今回は、主にネット界隈で有名になってきた「沈黙」シリーズの第一弾、「沈黙のwebマーケティング」のアウトプットレビューです。
全496ページ。
結構分厚いですが、主にマンガなのでサクサク楽しみながら読めます。(逆にこのマンガが苦手っていう人もいるんですが)
webサイトでもマンガの部分は無料で公開されていますので、「どんな感じ?」と思うあなたはチェックしてみてください。
⇒web版はこちら
このマンガに解説やプラスαの情報が追加された書籍がこの「沈黙のwebマーケティング」ですね。私はweb版があるというのを購入してから知りました。でも、オフラインでもパッと手に取れる本の方が好みですね。本編のマンガでも学べるところはたくさんありますが、web版にはない解説部分も濃厚なので個人的に買ってよかったと思っています。
ちなみにこの本、小・中規模の本屋さんにはおいていない可能性が高いです。手に取って確認してみたい人は、大型書店のワンコーナーの片隅にひっそりあったりするのでそちらを探してみてくださいね。
さて、それでは学んだことをアウトプットしていきたいと思います。
「沈黙のwebマーケティング」アウトプットまとめ
Googleさんを味方につけよう!
Googleのウェブマスターツールというものにサイトやブログを登録しておくと、とても役立つデータを知ることができたり、何かあったときに頼ることができたりします。
一昔前までは無料の解析ツールでもどんなキーワードで訪問してくれたのかといった貴重なデータを入手できたんですが、少し前からその検索ワードがわからない仕様になってしまいました。でも、ウェブマスターツールなら、検索ワードがわかったり、どんなキーワードで上位表示されているのかといったことや、クリック率もわかったりします。(Google検索のみですが)
このデータって、サイトを強化するのにとても役に立つんですよね~。
また、どんなサイトから被リンクをもらっているかもわかるので、急に順位が落ちたときに「変な被リンクが張られていないか」ということもわかりますし、対応が少し遅くなる可能性はありますがその被リンクを拒否することもできます。
もし自演リンクをつけて順位を上げるといったブラックハットなサイトではなく、良いコンテンツを投下して純粋に役立つホワイトハットのサイトを作っているのであればぜひGoogleウェブマスターツールに登録してみてください。きっと心強い味方になってくれることと思います。
マーケティングに使えるツールと流行っているものの生かし方
今現在、どんなものが流行っているのかを知ることは大切です。
FacebookやTwitterはもちろん、「Yahoo!リアルタイム検索」や、はてなブックマークの「人気のエントリー(ホッテントリ)」「新着のエントリー」などで話題になっているものを定期的にチェックしましょう。
そして、社会的認知度と社会的関心度が高いものをミックス&アレンジしてコンテンツに落とし込むと、面白く、シェアされやすい記事になります。(例:進撃の巨人風(社会的認知度が高い)に大阪の洋食店(社会的関心度が高い)についてレポートしてみた、など)
売るためのページとリンクを集めるコンテンツページを切り離した方がリンクを集めやすくなりますが、売るためのページでも上記のように「みんなが興味を持つテーマやキーワード」を含めるようにすると親しみや面白さがあって良いですね。
その他、
- Googleウェブマスターツールに登録することで分かること、できることの一例
- Googleガイドラインを遵守したサイトの作り方
- 文章を読みやすくするためのチェックポイント
- 写真を見やすくするためのチェックポイント
- 人工リンクのペナルティを解除する手順
- SWOT分析の方法と競合への対応策の事例(逆張り、肩透かし)
- サイト作りの際、意識のズレを生じさせないためのKGI(Key Goal Indicator)「重要目標達成指標」とKPI(Key Performance Indicator)「重要業績評価指標」について
- 良い被リンクと悪い被リンクの一例
- 外的SEOで重要なこと
- セールスレターノウハウ7箇条
- 社会関心度の高いジャンルのリスト
- シェアされやすいコンテンツのパターンとは
- コンテンツマーケティングの成功事例
- サーバー会社を比較する際にチェックしておきたい3つの項目
- Twitterの具体的な運用方法
- レンタルサーバーの種類とメリット・デメリット
などについても書かれていました。
一見難しそうに思える内容も、こうしてイラストでストーリーを展開しつつその流れで学びを組み込んでくれていたり、まとめてくれたりしているととてもわかりやすいですね。
webマーケティング初心者から上級者まで、読めばきっと役立つと思いますし、読み物としても普通に楽しめます。読書慣れしていない人もとっつきやすい仕様になっているので、ぜひwebマーケティングに携わる人は手に取ってみてくださいね。
「沈黙のwebマーケティング」口コミ一覧
2017年6月現在、Amazonでは69件のレビューで☆4.4。
その一部をご紹介します。
仕事でSEOにかかわることになったら最初に読む「一番ハードルが低い本」
キャラクター同士の会話調で物語が進んでいきます。とある企業のWeb担当者に起こる出来事を会話調で進めていくため、本の厚みはありますが通勤電車で2~3日で読める量です。
そのため知識を求めたい方にとっては内容量がとても少ないです。
SEOについて、一回も調べことがなく、他の本を読んだこともない人にお勧めします。
普通なら★3つかもしれませんが、主役が必殺技を出す演出が面白かったので★4つとさせていただきました。
帯に書かれたコピーに偽りなしな内容
kindle版を購入しました。エピソードごとにストーリーと解説があり、まずストーリーで内容を大筋で把握し解説でじっくりと理解をすると言う構成の本かなと思います。
内容はサイトを運営する上での心構えだったり考え方だったりします。
WEBサイトを製作される方はもちろん、WEBサイトの製作を発注される方にも一度は目を通して欲しい本です。
「わかったつもり」になっていたところを改めて理解し直すことができました。
こういうふうに伝えると納得してもらいやすいのかと勉強にもなりました。マイナスをしたポイントはイラスト。
個人的にはあまり好きな感じの絵ではなかったのでマイナス1としました。内容だけで言えば星4.5くらいかなと思います。電子書籍と言うかkindleで読むときに限ってで言えば、読みづらい(判別できない)文字があります。
具体的には各エピソードの冒頭に出てくる「前回までのあらすじ」
黒い背景に白い文字を入れているんですが、白く細い線で書かれた文字は背景の黒と馴染んでしまって非常に読みづらいです。
もう少し大きめの文字にするか、もう少し太い文字だったらよかったのにと思いました。
とてもわかりやすい
ある記事を探していて、ウェブライダーにたどり着き、そこからこのコンテンツを知り、書籍も読みたい!と思って購入しました。
WEBでマンガ部分が公開されていますが、本書はそこ+解説が入っています。
ウェブライダーのWEBにある「情報の翻訳者」ということをまさに実践されていてとんでもなくわかりやすいです。ただ一つ難点がありまして、めちゃくちゃ重いです。
電車とかで読むとこの表紙のお兄さんみたいに筋肉ムキムキになりそうです。
ポイントが頭に入り、残る
ドラマ仕立てで、内容が頭に残りやすい。
個性的なキャラクターや設定のおかげで、大切なポイントが不思議と頭にすっと入ってきて、インパクトもあった。
最近、どうしても中断して読み進められないweb解析本に苦戦していたので、なおさらその感がある。
大事なことをクレバーにまとめてくれている本も素晴らしいけど、右から左に流れていきやすいので、こうした風変わりなマーケティング本がもっと出てきてほしいと思った。
ストーリーの威力
WEBマーケティングの入門書ですので、そこまで情報量は多くはありません。しかし、一般的な入門書のように、ただ情報を羅列しているだけではなく、ストーリー仕立てにしていることで、「どのような場面で」「なぜそれが必要か」が印象に残りやすく、生きた知識が身につきます。そのため、「なんとなく頭に入った」という自己満足だけで終わってしまうことを防げます。また、各章のまとめがしっかりと書かれていますので、復習したい時はまとめをさらっと読み返すだけで済みます。WEBサイトを立ち上げたばかり、これから立ち上げるというすべての方におすすめの1冊です。
読みやすい。面白い。勉強になる。
基本ストーリーはWebで公開されている物と同じです。
話の間に解説があり、これは本のオリジナルかな?
500ページくらいある分厚い本ですが、大半がセリフのやり取りなのでサクサク読み進められます。セールスレターの解説で「文章にストーリーを作る」というアドバイスがあり、正にそれを実践してマーケティングを説いている展開が素晴らしいですね。
最近ブログなどでもたまに見かけますが、活字といってもTwitterのようにアイコンとふきだしが並んでいて、半分マンガのような思考で読めるフォーマットになっているのも考えられてますね。キャラクター設定も「んなアホな」的なユニークで、楽しみながら勉強ができます。Webに関わる人にはぜひ読んでほしい本です。
webサイトを運営する人は持っていて損はない良書
まず、この書籍の大きな特徴は、漫画風のストーリーで展開されていること。
会話調で進んでいくため内容を理解しやすく、普段あまり本を読まない人でも楽に読むことができるでしょう。各章の最後にはまとめがついていますので、ここでそれまでの内容を整理できるようになっているのもポイントです。SEOについては様々な情報が飛び交っていますが、本書で書かれている内容は王道的なものですので、一過性のものではなく長く通用するものだと思います。個人的には、サイトを運営する上でバイブルになる良書だと思っていますので、何度も読み返して復習し、迷った時にはまた開いて確認したいと思っています。私自身ネットでいろんな情報を見てきて、その度にどれが本当なのか迷っていましたが、そうした迷いも本書が解決してくれたようです。
様々な情報に振り回されている人は、この書籍を一度読まれることをおすすめします。
自社サイトを持ちたい人やアフィリエイトサイトを運営したい人など、Web集客したい人なら持っていて損はない書籍だと思います。
Webマーケティングを楽しく学べる、これまでにない良書だと思います。
自分なりにかみ砕いて実行すれば、驚くほど結果が出る。web担当者必読の実用書
Webマーケティング関連の書籍は、一般論が書かれただけのものが多くて敬遠していましたが、この本は全く違っていました。
SEOの悪質業者の手口に始まり、サイトのデザイン改善、そして、ユーザーが求める本当の情報とは何なのか。
「売れるサイト」を作るために必要なエッセンスが詰め込まれていました。中でも興味深かったのは、SNSの運用について。
露出経路を作るという話の中で、「多くのtwitterユーザーは絡んで良いかわからない雰囲気を出している」ということ。
思い当たる節が多くてドキッとした。
この本で書かれていた内容を、自分なりに噛み砕いて知らない人や有名な方にどんどん絡んでいくと、自分でも驚くほど、twitterの拡散力に違いが出てきた。売れるサイトがでいないとお悩みの企業の方はもちろんのこと、企業のWEB担当の方、ブログを書いているけどアクセスが増えなくて悩んでいる、そんな皆さんにこそ読んでもらいたい一冊です。
「沈黙のwebマーケティング」目次
【ストーリー目次】
EPISODE 01 夜明けのSEOペナルティ解除
EPISODE 02 偽りと本質のWebデザイン
EPISODE 03 Webライティングは二度輝く
EPISODE 04 逆襲のSWOT分析
EPISODE 05 コンテンツSEOの誘惑
EPISODE 06 コンテンツマーケティング攻防戦
EPISODE 07 真実のソーシャルメディア運用
EPISODE 08 G戦場のレンタルサーバー
EPISODE 09 さらばボーン! 沈黙の彼方に!
炎の中の真実 〜EPILOGUE〜
【解説記事目次】
○現在のSEOの潮流を押さえる
○ガイドラインを順守したサイトづくり
○人工リンクのペナルティを解除する
○Webデザインの本質は“言葉”
○セールスレターで気持ちに訴えかける!
○マイナスをプラスに転換する!
○人間心理に響くコンテンツを作れ!
○感情を動かすコンテンツを作る!
○ソーシャルメディアに露出起点を!
○503エラーは重大な機会損失!
「沈黙のwebマーケティング」著者
株式会社ウェブライダーの代表。京都市在住。
Webプロデューサーとして活動する一方、ピアニスト、作曲家としても活動し、Webと音楽を絡めた様々なコンテンツをリリースしている。
大学卒業後、京都の音楽制作会社に就職後、2005年にフリーランスとして独立。
2010年に株式会社ウェブライダーを立ち上げ。 「わかりにくいことをわかりやすく」の理念のもと、多くのクライアントのサイトをプロデュース。
また、自社サービス開発にも力を入れ、SEOテンプレート「賢威」は、約2万ユーザーの方が、また、バナー作成ツール「バナープラス」も約4,000ユーザーの方が利用中。
音楽家として貴船神社へ楽曲提供するなど、京都の地を拠点に、さまざまな活動を続けている。
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション | ||
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by ヨメレバ |
コメント
[…] ちなみに、前回の記事で書いた内容と被っているものは大体省略しているので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね! ⇒前回の記事(沈黙のwebマーケティング)はこちら! […]
[…] ⇒「沈黙のwebマーケティング」松尾茂樹 […]
[…] ちなみに、前回の記事で書いた内容と被っているものは大体省略しているので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね! ⇒前回の記事(沈黙のwebマーケティング)はこちら! […]