- 達成するための目標の立て方を学びたい
- 自分の能力をもっと発揮させたい
- 今までの自分よりもっと成長したい、変わりたい
- ユニクロやカネボウ、野村証券といった有名会社やプロのスポーツ選手も取り組んでいるプログラムについて知りたい
- 良い組織を作る方法を知りたい
「達成する人の法則」個人的な総合評価
全79ページのDVDブックです。
大阪市内の公立中学校に20年間勤務し、荒れ放題の学校を立て直した凄腕の学校の先生のDVD付きの本なんですが、何がすごいって、荒れていた学校の陸上部を7年間で13回も日本一に導いたということ。
さらに、そのメソッドが今や「原田メソッド」として大企業の企業研修や人材教育、プロ野球の大谷翔平選手など有名どころをさらに成長・発展させているとのこと。
そんな原田メソッドの入門編が送料550円のみで学べるというキャンペーンを頻繁にやっていたので、ちょっと気になって購入してみました。
このDVDブックは、書籍・・・というより、原田先生のセミナーをそのまま記録したものです。DVDはセミナーが録画されていて、本はそのセミナーを文字に書き起こし、図表を入れてまとめたものでした。だからページ数が少なく、サラッと読み流せます。
- 目標を達成するにはどうすればいいか
- 実際の原田メソッドで使われている目標達成用紙の全貌
- 個人のパフォーマンスをアップさせる方法
- 理想の組織の作り方
といったことが書かれていました。
セミナーのDVDが付いているとはいえ、ページボリューム数的にもこれで3,980円だったら残念な気持ちになっていたと思いますが、送料550円だったので買って満足していますね。(セミナーに行ったら5,000円以上するのかもしれませんが・・・)
ちなみに、この本はいわゆる「フロントエンド」商品です。この本が頻繁に送料のみの破格で売っている理由ですね。この本の後ろに、原田メソッドがさらに詳しく学べるプログラムやセミナーが控えています。
ですが、この本だけでも学ぶところがあり、やる気もわいたので、読んで良かったと思いました。
もしもっと実践的に原田メソッドを学びたい、やってみたい場合は、バックエンドの商品でもいいと思いますが最近書き込み式のノートも一般発売されているのでチェックしてもいいかもしれませんね。
読みやすさ
読みやすいです。文字数も少なめですし、図表も入っていますし、何より文体が「セミナーで話している言葉とほぼ同じ」なので、セミナーを聞いている感覚で読み進めることができます。
どの教えも原田先生の過去の体験談がベースとなっていることが多いですね。特に印象的だったのは、高校に行くお金がない子どもたちが陸上で記録を出して高校の学費を免除してもらうために全力で頑張る決意をするというストーリーでした。つい想像してホロリとしてしまいましたね。
あと、しっかり学ぼう、元を取ろうと思うのであればDVDは観ておきましょう。本と同じ内容なので、「本で内容知ったし、もういいや」とDVDを見るのが面倒に思うかもしれませんが、やっぱり文字だけで理解するより映像と音声で原田先生の熱意を感じ取った方がより記憶に定着します。で、動画に合わせて本をペラペラしておくとさらに理解が深まります。本にメモを書き込むのもいいですよね。
ちなみに、
文章<音声<動画<スカイプなどで直接やり取りするorセミナーに行って直接話を聞く<直接会って一対一でやりとりする
の順で学び取れる深さ、感動、納得感、記憶に残る量が違ってきます。
せっかくDVDが付いているんですから、観ておくことをお勧めします。というか、DVDと実際の目標設定用紙の二つがあるからこそこの本を買ってよかったなと感じました。
役立ち度
原田メソッドに初めて触れる人は「こういう方法があるのか!」と学べると思います。実際の目標設定用紙も掲載されているので、自分用に作るとかなり役立つでしょう。
実行しやすさ
本気度によりますね。目標設定用紙も掲載されていますが、いざこれを埋めようと思うと真剣に自分や自分の目標について向き合う必要があります。そして、書き出す項目が多く内容も深いので、まとまった時間を取る必要があります。(私自身、やろうやろうと思いつつまだ手が付けられていません・・・)
ただ、目標設定用紙が実際に載っていますし、目標を達成するにはどういう考え方をすればいいのかわかるので、実行しやすさは高めだと個人的には感じました。
「達成する人の法則」で学んだこと
かなりざっくりまとめると、「強い想いや願いが、目標達成に繋がる」ということですね。
まずは、目標を明確にしましょう。「目標を明確にすることで達成されやすくなる」というのはもうあなたもよくご存じだと思います。
その目標があるからこそ、様々なことが「自分の目標達成にどう役に立つのか」をいう自分独自のオリジナルな視点で学び取ることができるわけです。さらに目標達成に関する情報を積極的に集めるようになっていきますし、自然に目に見えるようになってきます。
そして、目標達成に足りないものも必然的に見えてきます。理想の自分と今の自分のギャップですね。その穴を今後〇年間の間にどう埋めていくかを逆算して計画していく・・・これが「目標達成できる計画の立て方」です。(計画を立てる段階で役に立つのがこの本に載っている「目的・目標設定用紙」)
ちなみに、いくら親でも子どもの夢や目標には口を出さないのが鉄則ということが書かれていました。中途半端に手出し口出ししたって、実際やるのは子ども自身。そして、結果に責任を持つこともできません。自立を促す一環として、私も母として気を付けたいと思います。
その他、
- 人間力の豊かな人を育てるための4つの方法
- 危機管理の法則
- 個人のパフォーマンス向上5つの法則
- 教育でパフォーマンスを上げ、大きく加速させる学習法
- 再建の三原則
- 人の見えない心にアプローチする5つの方法
- 理想の組織を作るための秘訣
といったことも書かれていました。
「仕事と思うな、人生と思え」
原田先生のこの座右の銘にすべてが込められていると思います。目の前のことに全力で取り組むべし、ということですね。
熱い、心にグサッと刺さる原田先生のセミナーDVDをぜひ550円で見てみてください。あなたも「やらねば!」とモチベーションがわくと思います。モチベーションがわいたら、すぐに始めましょう。原田先生曰く、「タイミング・イズ・マネー」です。
「達成する人の法則」その他の口コミ
●目標があるのはワクワクする
この本が気になる人は今までと変わりたいと思っている人だと思います。でも、どう自分でも変わりたいのかわからない方にお勧めです。
目標が具体的になります。具体的になればとるべき行動が見えてきます。行動が変われば自分が変わります。
おまけもついてきます。自分がかわれば周りも変わります。どう変わるか、変えるかは自分次第です。
読み始めると引き込まれてすぐに読み終えてしまいます。そして目標設定したくなります。設定しているとわくわくします。
が、
誰かに自分を変えてもらいたいと思っている人はやめたほうがいいでしょう。時間の無駄です。他の方法を考えた方が良いでしょう。
● この本を読んでから友達に会って思うこと
私は現在37歳です。32歳で起業し、4年半になります。会社もようやく軌道に乗り、成長期に突入しました。
昨年度末、同い年の友達と飲みに行きました。40歳近くなると、20代、30代で何をしてきたか?がそのまま人生に反映されていると強く感じました。
友達は本を読まず、恋人もいなく、結婚もしてなく、若いときからトラックの運転手をずっと続けていました。現在は、ただ毎日仕事に疲れていると、話していました。
「この先、どうするの?」と私が聞くと友人は、「トラックで独立しようかな?」
「どうして?」「後輩がトラックで独立して、生き生きとしていたから」「いつごろ独立するの?計画は?」「・・・・」
友人の独立しようかな?は夢です。夢は夢、現実は現実。仕事は仕事、人生は人生。
その先はどうなるでしょうか?
昨年度末、50代の男性を2名、面接しました。1年近く仕事を探している人たちでしたが、いずれの2名も仕事において計画、目標、キャリアプランなんてありませんでした。人生においての目標なんてものも微塵も感じられません。とりあえず職探しをしてるから受かりそうな会社に面接に来ただけのようです。
「仕事と思うな、人生と思え」この言葉を本気で信じて実行するだけで、人生変わると思います。私は本を読んで改めて自分の仕事ぶり、目標設定を見直す機会を得られました。
世の中、二極化するのは必然です。得る者は益々得ることが出来、失う者は益々失っていく。
原田先生の言葉がより広まるように、友達や知人に真摯に伝えていきたいと思います。
●原田隆史「仕事と思うな、人生と思え」について
私が常日頃、思っていること、感じていることがものの見事にまとめられ、しかも十分な証拠、実績があるので、是非ともみんなに伝えたいと思います。
・例えば、私は宅地建物取引士の勉強にほとんど毎日1時間〜2時間以上、休みの日は4時間以上費やした結果、昨年の試験で46点(50点満点)で合格しました。勉強は家族の協力もありましたが、最初の2週間で完全に習慣づいて以降はやらないと落ち着かないと行った具合です。勉強の累計時間は1500時間です。(これが潜在能力かな・・・)
・コップの話も納得です。周りを見るとコップがたくさん伏せられています。
・人と接するには、まず相手に奉仕するのが私のやり方ですが、これが後々すごく良い結果を生んでくれています。
・組織の在り方も膝を叩きましたね。勘違いしている人が多くてトップダウンは絶対服従!!なんて組織じゃありません。東芝の不始末が象徴的ですね。
もっとありますが書ききれません。
最後に、「苦しみつつ尚働け、安住を求めるな、この世は(人生は)巡礼である。」私も伝道師になりたいぐらいです。
「達成する人の法則」目次、著者
目次
はじめに 願望実現の公式 全力投球して、結果を出す人になる
TRACK1 結果を出すための計画づくり ~長期的なゴールに正しく向き合う~
TRACK2 人も組織も自立型を目指す ~これからの世の中に必要な人や組織について~
TRACK3 人を創る教育 ~個人のパフォーマンス向上について~
TRACK4 組織の自立 ~理想の組織の作り方~
著者
●原田 隆史
1960年大阪府生まれ。奈良教育大学卒業後、大阪市内の公立中学校に20年間勤務。保健体育指導、生活指導を受け持つ傍ら、陸上競技部の指導に注力し、3校目の勤務校では7年間で13回の日本一を実現した。
2003年以降は、企業の人材教育の分野でも活躍。約10年間で300社、6万人以上を指導してきた。
主な著書に、『カリスマ教師原田隆史の夢を絶対に実現させる60日間ワークブック』『大人が変わる生活指導』『カリスマ体育教師の常勝教育』(以上日経BP社)『成功の教科書』(小学館)など。
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