- ブログ記事を書く時間を少しでも短縮したい人
- わかりやすく、読みやすい文章を短時間で書きたい人
「10倍速く書ける超スピード文章術」の内容、要約
10倍速く書くための3つのステップ
在宅で何か始めようとするときに、パッと思いつくものの一つとして「ブログ」があります。
でも、いざ始めようとしても、1記事に3時間も4時間も・・・場合によっては一日、いや数日かかることなんてザラにありますよね。
もちろん、濃い内容をぎっちり渾身の記事お数日かけて書くのもいいと思います。
ですが、正直毎日そんなに時間かけてられない人も多いのではないでしょうか?
実際、私も家事育児、そして仕事している中でブログを書こうと思うと、そんなに時間をかけられません。
そこで読んだのがこの「10倍速く書ける超スピード文章術」です。
とても読みやすい文章で、「速く書くコツ」が書かれています。
簡単に3ステップで書く流れを説明すると、
1、まず「読者」と「その文章を書く目的」を明確にする
2、文章を書くための素材を集め、「読んでもらいたい人」と「目的」を元にピックアップしていく
3、素材をもとに一気に書き、一度寝かせた後修正する
という流れです。
「素材って何?」と思われた方もいると思います。
素材というのは、独自の事実、エピソード、数字のことです。
書く前に、独自の事実、エピソード、数字をたくさん集めておきましょう。
文章を書き始めてから「あ、これってどうなってるんだろう?」と素材集めをしに行くのは圧倒的に効率が悪いです。
素材の数は後から削れるので、「書く前に集める」を意識しましょう。
素材は、スキマ時間に集めたり、自分の感じたことや体験したものから集めたり、日常のあらゆるところから収集できます。
「これは素材になるな」と思ったら、忘れないうちにメモしておくことが重要です。
「読んでもらいたい人」と「目的」は明確に!読者は「みんな」ではなく、「具体的な1人」を特定して書こう
素材を集めたら、今度は「読んでもらいたい人」と「読んでもらう目的」を明確にします。
読者が定まることで、読んでくれる人の興味や知識レベルがわかり、より伝わりやすい文章を書くことができます。
たとえば、読んでもらいたい人が、「子育て主婦」なのか、それとも「経営者」なのかで、使う単語や共通語は変わってきますよね。
また、当たり前ですが、経営者の50代男性に向けて「赤ちゃんの夜泣きを鎮める方法」とか「離乳食を手軽に5分で作るコツ」なんていう素材は、たぶん必要ないはずです。
(孫の世話を積極的にしてくれる素敵な経営者の方であれば需要はあるかもしれませんが)
読んでもらいたい人の属性に向けてというものでも「みんなに向けて書く」よりも断然いいのですが、さらにおすすめなのは「知人の一人に向けて書く」ということです。
一人に深く刺さる文章が書けるということは、それ以外の人にもグッとくる文章になります。
「ママ友の○○さんに読んでもらっても、わかりやすくてためになる、楽しめる文章にするためにはどういう素材を使ったらいいかな?」
この感覚で文章を書きましょう。
もう一つのポイント、「読んでもらう目的」というのは、「この文章を読んでもらうことで、読者に何を知って、何を感じてもらいたいか」を決めてしまうということです。
例えば「青森からリンゴが届き、食べてみたらおいしかった」という素材があったとします。
そこで、目的によって「青森からリンゴが届く」をより具体的に書くのか、はたまた「食べてみたらおいしかった」をふくらませて書くのかが変わります。
書く前に、「読んでもらいたい人」と、「読んでもらう目的」を決めて、数ある素材からピックアップしましょう。
あとは、素材をまとめ、並び替え、一気に書いていきます。
そして、一日寝かせて客観的な視点で文章を見直し、整えれば完成です。
文章力を上げる2つの方法
文章は、書けば書くほどスキルアップしていきます。
でも、そうは言ってもなかなか書く時間が取れない…
でも、文章スキルは高めたい…
なんて人もいますよね?
そんなあなたにおすすめの文章力アップ方法は、「絶対的にアウトプットしなければならない場所を決めてしまうこと」です。
いまやクリエイターとしても名高いキングコングの西野さんも「圧倒的に効率よくインプットする方法」として、「アウトプットしなければならない場があることだ」とおっしゃっていました。
「1日1記事書く」が難しいなら、まずはTwitterで1ツイート140文字から始めても構いません。
何かに対するコメントを書くなど、自分の想いを書く場を設け、毎日書く習慣をつければ、物事に対する感性が高まります。
さらに、素材もたくさん蓄えることができます。他の人には出せないオリジナリティ、説得力も生まれます。
ぜひ毎日、文章スキルを磨く習慣をつけてみてください。
そしてもう一つ、本書に書かれていた文章力を向上させる方法をご紹介します。
それは、「良質な文章を読み続ける」ということです。
著者の上阪氏は、文章術の本こそ読んで学んだことはないそうですが、雑誌「AERA」を25年以上もずっと読み続け、文体が血肉になっているとのことでした。
私にとって、そして読んでくださっているあなたにとってのお手本が「AERA」かどうかはわかりません。
ですが、自分が「こういう文章を書きたい」と思える文章にたくさん触れることが文章力アップに貢献してくれると書かれていました。
とりあえず私も、毎月980円のkindleアンリミテッドでAREAのバックナンバーが無料だったので、読んでみることにします。
⇒月額980円、kindleアンリミテッドでAERA読み放題をチェック
その他、「10倍速く書ける超スピード文章術」を読んで個人的に思ったこと
長文を書くときに有効な「ふせん素材管理法」も、たくさんの素材からそれぞれまとめて本や論文を書きたい人には役立つテクニックだと感じました。
また、読みやすい文章を書くポイントや修正時に意識したいポイントもすぐに使える形で書かれていたので、ブログ記事を書くときに使いたいです。
つい一つの文章が長くなりがちなので、「リズム感をよくする」という部分は個人的に特に意識していこうと思います。
「10倍速く書ける超スピード文章術」まとめ
2、文章を書くための素材を集め、「読んでもらいたい人」と「目的」を元にピックアップしていく
3、素材をもとに一気に書き、一度寝かせた後修正する
この3つを意識して書いていけば、今までよりももっと早く文章が完成するはずです。
「素材の並べ方ってどうすればいいの?」
「もっと具体的に詳しく知りたい!」
というあなたは、ぜひ本書を手に取って読んでみてくださいね^^
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