- すぐに心が折れてしまうぐらいメンタルが弱いので、強くする方法を知りたい
- 心が強い人の考え方や行動の仕方を学びたい
- 本を読むのはあまり得意でないが、クヨクヨしてしまいがちな自分を何とかしたい
「心が強い人のシンプルな法則」個人的な感想
「メンタルの鬼」と言われる権藤優希さんの「心が強い人のシンプルな法則」は、メンタルを強くするための実践的なコツをわかりやすく学べる本です。
権藤さんの経歴を読んでみると…スゴイ人ですね。1日45件の商談をこなし、世界第2位の営業成績を叩き出したという超人が、本書でその秘訣を公開してくれています。
ビジネス書としても分厚くなく、読みやすく、たとえ話や体験談も多いのでスッと入ってきやすいです。「ふだんはあまり本を読まない」という人や、ビジネス書初心者の人でも読み切れるのではないでしょうか。
「初心者でも読み切れるわかりやすいビジネス書なんて、内容薄いんじゃない?」
と思われたあなた!残念でした。(笑)
サクサク読み進めるなかに、心に留まる、グサッと刺さることばがちりばめられています。「あ、これ今日から使お!」と思える実践的な内容もしっかり入っています。
「心に残ったことば」や「実生活に今すぐ取り入れたいこと」など、10コ以上メモしましたね。
読んでいて思ったのは、実績を出すためにはやはりどんな人も「ハードワーク」で「アナログ」な時代があって、それは今でも通用するんだということ。
また、メンタルが強い人はやっぱり踏んだ場数が違うというのも再確認できました。
それは行動している証です。
生きている証なのです。
P4
心を折っては復活する、と何度も何度も繰り返す中で、タフなメンタルに育っていくんです。
あと、本書にも書かれてあって、自分の人生の中でも体感済みなのは「メンタル折れそうなときほどめっちゃ忙しく仕事する→そのうち、時間の経過とともに痛みが緩和されていく」ということ。
さすがに著者の権藤さんのように「1日45件アポを取る」なんて超人並みの予定の入れ方はやったことないですが、クヨクヨ悩んで病む時間がないぐらいバタバタ目の前のことをさばいていたら、意識が「今、この瞬間」に向くので忘れられます。
結婚する前にあった失恋とか、あえて仕事を忙しくして痛みを緩和させてましたね(笑)
社会人になってからは「心が折れそうになったら、その痛手を忘れるぐらい目の前の仕事をひたすらこなす」という技ができますが、中高生、大学生のころもそれ以外で自分なりに回復方法を持っていたなぁとふと思い出しました。
メンタル病みそうになったときは、「小説などの物語系の本に没頭する」ということ。これもなかなかおすすめです。本の世界に没頭することで、現実逃避ってやつですね。
しばらく現実逃避しても痛みはぶり返しますが、その前後ではやっぱり多少緩和されてるので学生時代は本の世界へよく旅立ってました。
あとがきに、著者の大好きな話として「7人のサンタクロース」という小話が載っているのですが、「あの偉大な人たちもたくさん失敗した。私なんてひよっこだな!まだまだ頑張れるな!」と思えて元気が出たので、私も好きになりました。
たくさん折れて、たくさん復活しましょう。
ドラゴンボールのサイヤ人のように、復活するほど強くなれます。
復活するためのコツは本書に書かれているので、「この豆腐メンタルをなんとかしたい」と思っているあなたは要チェックです。
「心が強い人のシンプルな法則」の内容や学んだこと
それでは、ここから本書の内容や学んだことについて、特に私が実践したいものを3つアウトプットしていきます。
購入の参考になれば幸いです^^
朝起きたら、ノートや手帳に「今日過ごしたい理想の一日」を書き出してからスタートする
・毎朝20分程度の時間を取るだけで、今日の「軸」ができ、最高の心の状態を維持できる
→理想の一日を書いて強い念を送ることで、だらけるのを防止できる
→理想の一日を書くことで、周囲に流されず、必要のない誘いにNOを言うことができる
→「書く」という行為が重要(そして個人的には一日何度か読み返すと良いと思う)
・もしだらだらするなら、「だらだらする用音楽」など「この音楽が終わったら休憩修了」とわかるようなものを準備しておく
手段は後でいいので、先に「望む結果」を腹をくくって自分で決めてしまう
・結果を決めてしまえば、「じゃあどうしたらいい?」と考えられる
→脳は宙ぶらりな状態が気持ち悪いので、何とかして答えを探してくれる
→結果が先、手段が後
・「達成できるまで何でもやる!できるまでとことんやる!!」と結果にコミットしよう
親にとって、夫にとって、子どもたちにとって自分はどんな人になりたいか考えてみる
・10年後、身近な人たちにどんな人だといわれたいかを考えてみる
→未来の自分が実際にそう言われるように、今から自分を整えていく
→周囲の人たちにとって、模範となり、効果的かを考えてみる
→自分が懸命に頑張り、成果を上げているところを見てもらえれば、周囲の人も「自分も頑張ってみるか」と影響を与えることができる
「心が強い人のシンプルな法則」まとめ
P175に、グサッとくるものがありました。
あなたは、今何歳ですか?もし、あなたが100歳まで生きるとして、今あなたの人生はどれぐらいの時刻ですか?
ちなみに私は今この文章を書いている時点で、33歳です。つまり1/3程度、まだ朝の8時台です。
朝8時の時点で、「あー、今日の私の一日、終わったー」なんてなりませんよね?
一般の会社勤めであれば、むしろ今から出勤って感じです。「挽回するぞ!」というどころか、私の人生、まだまだ今始まったばかりなんです。
夜9時ぐらいになって、「うん、すごく充実した良い一日だった」と思えるよう、自分の可能性にフタをせず、これからも充実した日々を過ごそうと思えた一文でした。
あなたは、いかがでしょうか?
メンタルを強くして、これからの人生を楽しみながら充実させたいあなたは、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね^^
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